天使の梯子の彼方へ

ママのひとり言
  天使の梯子の彼方のまいこへ。。

やっと・・・

2011-03-20 06:10:46 | Weblog
被災地のみなさんが大変な中、
プライベートな記事をながながと書く事をお許しください。


今朝早く、
長男が国家試験に出かけて行きました。


姉を亡くしたことで・・・
多分彼の進路も大きく変わりました。(良い方にですけれど・・)

能天気で、自由奔放に見える長男ですが、、
2年間の学生生活は楽しいものばかりではありませんでした。

自律神経を病んだり、喘息を発症したり、
治まっていたアトピーが悪化したり、、
体調が不良になるという事は・・・
随分神経を病んでいたと言っても過言ではないでしょう。


苦しかった2年間・・
途中で学校をやめたいと思う事も何度もあったようです。
それでも、
自分が頑張ってる事を母が喜んで、支えにしている事を
何より一番感じていた長男です。


秋から始まった国家試験に向けての特訓勉強会は卒業式が済んだ昨日まで続き、
毎晩遅くまで、休日のはずの土曜日も登校し、
頑張ってきました。

母も、母なりに、遅く帰る長男に、
『頑張ってきたね、今が頑張り時だからね、、』
暖かいご飯を用意して一声かける事が
母としてしてやれる最大の事と思い頑張ってきました。


それも、やっと終わりです。

この国家試験の朝、明るく、元気に、
『行ってらっしゃい』と送り出すことだけを目標に私も頑張ってきました。

試験の合否はいいです。
(駄目でも次回がありますから)

悩みや苦しみを一度も口にすることなく、
卒業の前日まで一人歯を食いしばり頑張りました。
卒業を前に初めて心の内を話してくれました。

自分が頑張る事でしかお母さんを安心させてあげる方法がなかった..
途中で挫折してお母さんを悲しませる事は出来なかった・・・

可愛そうな事をしてしまった。
でも、そのおかげで最後まで頑張れたかも・・


この先も、社会に出れば苦しい事だらけで、試練がいっぱいで、

でも、我慢をすることや踏ん張る事を覚えた事はきっと彼の役に立つことでしょう。

明日から、入社式までの10日間。
また能天気に楽しく遊び歩くのでしょう(苦笑)

母はそれすら頑張ったご褒美と思ってしまう馬鹿親ですが、

ゆうくん、よく頑張ったね今日まで。

そして私も頑張ったね。。


4月からはいよいよ社会人。
大学生のままで止まってしまったお姉ちゃんの時間を生きていくんだね。

ここからは本当に自分の足で歩かなきゃならない。
子離れするよ、お母さんは。