目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

掘割 手で岩を掘って作った道

2018-07-25 | 日記

長野県は南北に長い県です。

私の住んでいるのは南部になりますが、

実は南部は二つの地方に分かれています。

一つは有名な木曾地方。

そして今ひとつが伊那谷です。

伊那谷は諏訪湖を源とした天竜川沿いの谷間で、

木曾は木曽川沿いの険しい谷沿いに発達した町なみです。


今日行った富貴の森ホテルは木曽側ですが

二つの谷の間の山奥にあります。


伊那谷側からは昼神温泉街を抜け清内路村の坂を登って

峠を越えるともう木曽地方です。

そこでたっぷりとお湯を楽しんだ後

お腹が空いた私たちは

峠を下って最初に目についた十割そばの旗に惹かれて一軒のレストランに入りました。

お店の名前は

「掘割」です。


駐車場に車を止めてふと前方に目をやると

少し先に大きな岩が見えました。



二つに割れています。

私たちは店に入って注文をすると、すぐにその岩を見に行きました。

裏から見るとこんな風です。



お店の方から草ボーボーになった道を歩いて岩に近づくと

岩の向こう側に古いガードレールが見えました。

「ガードレールがあるってことはここが道だったの?」と

Gちゃんが言いました。

どうもそのようです。

岩の間を抜けて向こう側に行くと

別の次元にタイムスリップしたような不思議な気持ちになりました。


古いガードレール越しに下を覗くと

遥か下の方に澄んだ水の流れる渓流が見えます。

川まで行くには急峻な山道を下りなければなりませんので

とても行く気にはなりません。

道にこんな大きな石が落ちていました。



見上げると

大岩には割れ目が走っていて落ちてきた石が元いた場所がわかるのでした。

この岩を掘ったから掘割?

自然にこの質問が頭に浮かびました。

帰ってから調べてみると

どうもそのようです。

木曽地方とつながるために

この村の人が

総出で岩を掘り道を切り開いたのです。

機械のない時代にですよ。

全部手で掘ったのだそうです。



道を開きたい一心で

コツコツと岩を削ったのです。

なんて人たちでしょう。

昔の人って本当にすごいですよね。


尊敬します。


いつごろかははっきり知りませんが、


傍に国道ができるまではここは村人の生活道路だった道です。


この細い道一本で伊那谷と木曽が繋がっていた時代がありました。

その時代に行ってみたいわ。。。。。


人々がこの道を開けなければ二つの谷はお互いの間深い山々に阻まれて

交流することもなかったのかもしれません。

そう考えると道を開いた先人のパワーに感謝の気持ちを抱きます。



Gちゃんに誘われて久しぶりのお出かけ、

とても楽しい一日でした。


帰りに彼女の住む村のスーパーに立ち寄ったら

さらに嬉しいことがありました。

桃が、

こんなに安いのにびっくり。

同じ地方に住んでいるのにうちの近くじゃ

こんなに安い桃は並びませんね。

いいな、安くて。。。。



安い桃も手に入りますます満足な私です。

明日もいい日になるといいな〜



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物味湯産手形で温泉めぐり

2018-07-25 | 日記
温泉に行ってきました。

なかなかいい温泉だったわね。

のんびりしました。

おかげで帰ってきてから眠たいことこの上なく、

温泉が体に効いたのだなと思います。

あんまり眠たいので横になってウトウトしていると

ひんやりとした風が入ってきて

そのあといきなり大粒の雨が降り出しました。

でも慌てて外のテーブルをしまったりしているうちに

やんじゃったのよ。

だけどおかげで涼しくなりました。

ひぐらしもうるさいくらいに鳴いています。

少し目も覚めてきて

今日の温泉の話を書く気になりました。

その温泉は富貴の森というホテルのお風呂です。

木曽と言って南の方もう伊那谷との境の辺りで

山の中にありました。

私にとっては初めてのお風呂です。


早めに家を出たので十時二十分に到着。

お風呂が十一時からだったのでホテルの庭の木陰にて待ちました。

十一時になってお風呂にいくと先客が一人いるだけであとは空っぽです。




室内のお風呂は槇の木の湯船。

外の露天はヒノキ。



木のお風呂って気持ちいいものですね。

湯船の周りもヒノキ張りなので

板の上に寝っ転がってのんびりしました。

誰もいないし。。。。


広いお風呂に三人しかいないのに

その三人が狭いサウナでおしゃべりしている時間もありました。

その方は東信の上田市の人だけど木曽で仕事をするので

私たち地同じように温泉クーポンを使っているようです。

このクーポンは



千三百円で「物味湯産手形」という冊子を買うと

十二施設に入浴可能というものです。

期間は一年間あるのでこれはお得だと思います。

大抵の施設は五百円以上しますからね。


今日のお風呂は通常九百円だそうです。

高めのお風呂なので今日は別途百円ずつ払わなければなりませんでした。


お湯は柔らかくてぬるくてとても気持ちよかった。

二人でのんびり入っていたら

突然外国人が服を着たまま入ってきました。

私も少しは英語が話せるので

尋ねると

初めての日本観光旅行に来ているイギリス人でした。

日本は素晴らしい、とか

感動していたけれど


温泉の楽しみは理解できないみたいで

服のまま湯船に近づいてお湯に手をつけて言いました。

どうしてこんなに暑い日に

熱いお湯の中に入っているの?

顔の表情からすると

私たちの気持ちが全く理解できないようでした。

あなたも入る?

時いたらはっきりと

「ノー」と一言。

素っ裸で暑い日に温泉に入る楽しみを理解できたら彼女も日本通になれるのにね。

あと何回来たらそうなれるでしょう。


彼女、きっと部屋に戻って

今裸のおばさん達と話してきたのよって

連れに話したと思います。

きっと

「I can't believe......」って言ったと思う。




それにしてもあんな山の中のホテルにも

欧州からのお客が来ているのですね。

観光客が押し寄せているニュースは目にしていましたが、

今日はそれを身近に感じました。

風呂から上がって帰り際、ロビーを通ると

さっきとは別の外国人のカップルが卓を挟んで座っていました。


地元の田舎でこんな光景に出会う日が来たのがちょっと不思議です。

と、同時に自分が外国を旅した時のことを思い出しました。



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猫と月

2018-07-24 | 日記

  

おはようございます。


昨晩、屋根の上にいる猫を偶然発見。

猫と月の良いショットです。



モデルはオス猫のユーキでしょう。

薄暗くてはっきりと誰かはわからない黄昏時。

でもシルエットからするとあの子だわ。


気難しい私の愛猫です。

昨日は夜になっても蒸し暑い日でした。


今朝は朝からひぐらしも鳴いてませんね。

きっと暑くなるのでしょう。


今日は友達と南木曽近くの温泉に行く予定。

家人が病に倒れて以来、遠出をするのは久しぶりです。


ちょっと嬉しい。


出かける前に広仕事済ませてきたわ。


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植物の生命力

2018-07-24 | 日記
暑さがひと段落しましたか。



家人のアルバムからの一枚です。

西日が映るデュランタの花。


このデュランタも冬に一度枯れてしまいました。

ダメかと思っていたら復活。

ジャスミンも。。。

パキラも復活したでしょ。


植物の生命力って本当に強いです。



天気予報を見たら週末に傘マークが出ていました。

この日照りが続くと傘マークを見ただけでちょっと嬉しくなりますね。

暑さもピークを過ぎたかもしれません。

七月もそろそろ終わりかけています。

来月はどんな月になるのでしょう。

今日も夕焼けが綺麗だわ。







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昭和の映画

2018-07-24 | 趣味
おはようございます。

今日も暑くなりそうですね。

でも山里は風も爽やか、木陰は涼しいのです。

緑に囲まれた暮らしだからこその贅沢。。。。

天然の風は無料です。


ミンミンゼミとツクツクボウシが共演する時間帯となってます。


昨夜は煌々と光る月を見上げながら涼しい縁側で冷やし中華をいただきました、

その後映画を見て寝ました。


映画は1951年製作の「銀座化粧」

成瀬巳喜男監督、田中絹代主演の日本映画です。


成瀬巳喜男監督の作品はこれまで見たことがありませんでした。


この映画に限らず映画自体多くを見たとは言えませんけどね。


この映画の中で田中絹代が着物を着るシーンがあります。


その一瞬に近い短いシーンですけど

絹代がシナシナと体をクネらせながら帯を仕上げていく様を見て

ちょっと、やりすぎ、

とそう思いました。

あんなにしなくても着物は着られるぞ、とはいえ

これは映画ですから。


あの演出は監督が要求したものなのか

それとも彼女が自らそういう演技をしたのか?

当時の女性の立ち位置が見えて面白いな、と思いました。

体をそれとなくくねらせて着物を着る

彼女の役は水商売の婦人です。


男の子を持つシングルマザーで、お金に苦労しながらも

健気に生きていく女の物語です。


成瀬監督の映画は製作当時の世相が見えるのも面白いところ。

私はこの映画が作られた当時に生まれた私にとっても

懐かしいシーンがいっぱいです。

主人公の息子が走る路地裏の風景、子供の姿それだけでも当時が偲ばれます。

お時間のある方はどうぞ。。。。

銀座化粧 - Ginza Keshō - Ginza Cosmetics ( 1951) Mikio Naruse



シンプルな内容ですが、俳優の演技がなかなかいいのです。

え?あの人がこんな役ってもありました。

のちに黄門様を演じた俳優が助平ジジイの役とか、

女優さんが素のままで美しいとか、

田中絹代の演技力とか、

見所のある映画でした。

当時の銀座の人混みや

ファッションなど懐かしいシーンがいっぱいでした。

若々しい香川京子さんも素敵。

成瀬監督の人情話ですね。

楽しみました。

映画の中で子供達が

道路や広場で遊んでいます。

自分もあんな風に遊んでいたのです。

映画って本当に楽しいものですね、と

微笑んでいた昭和の映画評論家の顔が思い浮かんだ夜でした。








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