今年の冬は寒さが厳しく、慣例の朝のスムージーをやめてチャイを飲んでいます。
チャイって何?
チャイはインドのミルクティの事です。
インドアッサムやらダージリンは紅茶の産地で有名ですが、
実は美味しい茶葉はほとんどイギリスに渡ってしまいます。
インドの人が手に入れることができるのは三流品。
それをミルクとスパイスで煮て飲むのがインドのチャイだと聞いています。
砂糖もたっぷり入れてね。
インドではチャイ屋がどこにでもあります。
路上でもチャイを売っている人がいたりもします。
インド旅行中、夜行列車を使うことがたびたびありました。
日本では寝台列車など乗ったこと無いけど
インドでは二等寝台の板のベンチで寝袋にくるまって寝てたっけ。
列車が時刻通りに来ないのは当たり前でした。
夜行に乗るときは早朝に到着する便を狙います。
これは到着後ホテルを探したりするのに街を歩くための作戦です。
旅人の間でも
早朝には悪い人が少ないという情報が共有されてましたね。
インドではしょっちゅう騙されたり狙われたりするものだから
こっちも安全対策を考えるのです。
悪事は真夜中にってわけでも無いけど早朝から人を騙そうとする人は案外少ないと言う
説には共感できるところがありまして、
移動は早朝に、と心がけておりました。
そんなインドの早朝の楽しみが熱いチャイなんですよ。
大きな鍋でぐつぐつと沸かして飲む熱々のチャイは
朝の冷えた体をお腹からあっためてくれるのよ。
ありがたい飲み物なんです。
路上のチャイ屋で立って飲むチャイ。
懐かしい思い出です。
仲良くなったチャイ屋のおじさんに
日本に行って道でチャイ屋をやって暮らしていけるか?と
聞かれたことがありまして、
多分無理だと思うよ、と応えながら
もしそんなことが可能だったら楽しいのになって思ったものでした。
インドのチャイは熱くて甘くてその上安い、
インド暮らしにはなくてはならない物でした。
今はそのチャイを真似てカルダモンと生姜を入れたミルクティーを毎朝いただいて
懐かしいインドでの旅の日を思い出すのです☆