汚れた手拭いを使って運針の練習。
雑巾です。
運針って文字通り針を運ぶと言う行為ですが
コレが面白いんですよ。
無心になれる、と言うと大袈裟かもしれません。
でもね、それに近い効果があります。
一昨日ちょっとした事で大げんか。
そのイライラや様々な感情を忘れて指先の動きに没頭する事で
しばし忘れる効果がありました。
それに
今回の運針で針の扱い方がよく理解できて
今まで何をやっていたんだと、ちょっと驚くくらいです。
小学校四年生で運針を習って今日までずっと思い込みの頑ななやり方を続けていました。
昨日初めて運針を極めた、と言っていいかもしれません。
針の先を布に刺す時、少し長めに刺して少し引く、
縫い針って真っ直ぐじゃなくて極端な円錐形というか楔形というか
とにかく先が細くて徐々に太くなっています。
ですから先を少し長めに刺すと針穴が広がり少し引くことで縫い目を自由にコントロール出来るのです。
コレまでは縫い目の長さだけ針先を指すようにしていた気がします。
それだと僅かな布しか掬えないので仕事が捗りません。
でも針穴を広げて針先を自由に動かせる方法だと結構いっぱい掬えるので効率がいいし
第一疲れません。
今までどうしてこの事に気が付かなかったのでしょう。
気がつくほど経験を重ねていないからでしょうね。
子供の頃友達のお母さんは頼まれて着物を縫う仕事をしていました。
その道の人は直ぐに気がつく事なのかもしれませんね。
習うより慣れよという言葉がありますが
その良い例だったかもしれません。
コレでまた運針がうんと好きになりました☆