GMでのストライキは1か月を超えようとしているが、ウォールストリートジャーナルはGMとUAWの協議が合意に近づいていると報じた。
ビッグ3(GM、フォード、FCA)では、リーマンショックのあと新規採用者に従来より大幅に低い賃金を適用することになった。
この賃金は勤続とともにアップするが現在、従来の賃金水準に達するのに8年かかっている。
この期間を短縮することが今回大きな焦点となっていたが、WSJはこの点で大きな進展があったとしている。
同紙はほかに協約期間中(4年間)に、①基本賃金を3%引き上げる(2年間)、②賃金の4%に相当するボーナスを支給する(2年間)、ことなどがGMから提案されていると伝えている。
UAWは10月17日(木)、支部長を本部(ソリダリティーハウス)に集め経過を説明する予定になっている。
なおWSJは、ストによるこれまでの損失は15億ドル(1600億円:1ドル=110円)とするアナリストの推計を紹介している。
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