工房 手土手 やきもの暮らし

土に触れ、土と戯れる日々の記憶
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作品紹介 3

2011-06-16 09:21:18 | 日記

   

   帽子型の作品は蚊遣り。足つきの小鉢は絵具の絵付け。

 

   

   あじさいの葉脈には粉ガラスを入れてみました。

 

    

    黒い粘土に葉脈をつけ、白化粧にうっすらとビードロ釉を吹き付け。

    後ろのドンブリは、蓋に着いたかたつむりが高台になっています。

 

    

    絵具で絵付け。2枚は透明釉。青いのは、絵付けの上にルリ釉を吹きつけています。

 

     

     黒泥を混ぜた土に象嵌しています。灯りは炭化焼成。

写真から図柄を起こした陶板2枚。愛用のバッグに愛犬を入れたオブジェは粘土を変えて透明釉。

 

     

黒土に乳白釉、その上に絵具で彩色したカップ&ソーサー。すかし模様を抜いた鉢も、同じ方法で。

後ろの作品は、黒土ベースの練込みの灯りと花器。

 

     

黒土や赤土に線刻象嵌。右奥の花器は、丸い壺を轆轤でひき、裏と表を丸くくりぬき、

それが手前の皿になっています。

 

 作陶展は、自分達の作品を見ていただく貴重な機会です。

皆さんがどんな感想をもつか、どんな評価を受けるか・・・そんな不安があるのも正直な気持ちです。

思いがけないお褒めの言葉が力になるだけでなく、もう少しこうした方が良いとか、

ここがこうなっていた方が使いやすい・・・とか、そんなアドバイスもとても参考になります。

私の師匠は、初めての作品展の前に、こう話していました。

陶芸の世界はとても広く、とても奥が深い。

自分より上手な人、良い作品は世の中にあふれている。

だから、隣の誰かより上手だとか下手だとか、そんなことを気にするのは全く無意味である。

作品展では、今の自分の作品を見ていただく、陶芸を楽しむ今の自分自身を見ていただく。

そういう気持ちで臨みなさい。

それ以来、いつも心がけているのは・・・

前作よりちょっとだけでも進歩した作品を。前作とは少しでも違った工夫、違った試みを重ねた作品を。

そして陶芸を楽しむみんなの姿が伝わるような空間を。

心をオープンにして、あらゆる出会いを楽しみたい。

 

次回は2年後。

メンバーみんなは、新たな一歩を歩き始めています。