工房 手土手 やきもの暮らし

土に触れ、土と戯れる日々の記憶
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2011-06-26 16:03:15 | 日記

             土のおはなし 

やきものをやるには、まず土が無くてはなりません。

○○焼きと言われる窯元では、その土地の土を活かしたやきものが行われ、

柿右衛門のように、一子相伝で引き継がれた独自の採土場を持つ窯元もあります。

柿右衛門は正確に言うと陶土ではなく磁土ですが、その独特の黄色がかった磁土は

あの柿右衛門の赤色を引き立たせる、欠かせない要素だそうです。

 

私達のように趣味で陶芸を楽しむ者の多くは、陶芸材料店から粘土を購入しています。

      ひと包み20キロ

白・赤・黒・キメの細かいもの・石の混ざったザラついたもの・・・・

多様な土の中から、数種類を用意しています。

そして、それを単体で使うだけでなく、焼きあがりをイメージして

色々と混ぜて使ったりしています。

工房が休みの今日は、少しだけ時間をとって、粘土の準備を行いました。

 

3種類の土を量って小さく切り分け、それぞれの塊を混ぜて

さらに全体をようく練って、ビニール袋に入れてしばらく寝かせます。

この作業をしただけで、額から汗がぽたぽた・・・・・・

粘土を練るには、タオルの鉢巻きが欠かせない季節になりました。