今日まで開催中の若冲と応挙展を京都相国寺まで兄と見に行きました。四条烏丸から地下鉄に乗り換えて、同志社大学のレンガ作りが美しいねと話しながら相国寺へ。
臨済宗相国寺派の大本山
相国寺は、京都五山第二位に列せられる名刹です。正式名称は萬年山相國承天禅寺。
十四世紀末、室町幕府三代将軍の足利義満により創建されました。幾度も焼失と復興の歴史を繰り返しましたが、現存する法堂は日本最古の法堂建築として一六〇五年に再建された物を今に伝えています。
夢窓疎石を開山とし、創建当時は室町一条あたりに総門があったといわれ、北は上御霊神社の森、東は寺町通、西は大宮通にわたり、約百四十四万坪の壮大な敷地に五十あまりの塔頭寺院があったと伝えられています。
3月12日まで法堂、方丈が一般公開。美術館に行った時に隙間からしか天井の龍を見たことしかない非公開文化財なので今日はしっかり見ようねとチケット購入。
ボランティアガイドさんの説明を聞きながら、八方睨みの目を四方から見たり、鳴き龍なので手を叩いたりしながら日本建築のすばらしさを堪能します。
どこからでも目が合う龍の迫力は圧巻
ご本尊を見守るかのように、天井には狩野派の代表的な絵師である狩野永徳の長年である光信(みつのぶ)の筆による、「蟠龍図(ばんりゅうず)」が描かれています。
龍は仏法の守護神(空想上の瑞獣)として禅宗の法堂にはよく描かれている。この“蟠龍”とは、とぐろを巻いて龍が天に登っている姿をあらわし、さらに堂内のどこからでも龍と目が合うような“八方にらみ”が特徴です。
またこの蟠龍が描かれた天井は“むくり”と呼ばれる技法によって中央が少し上に向かって盛りがっていることから、堂内のある場所で手を叩くと、音が反響し音が返ってくるのです。まるで龍が鳴いているように聞こえることから“鳴き龍”と称されてます。
バスで四条河原町までバス移動
明日は兄の誕生日 京料理・おばんざい・黄桜 「祥風櫓」で遅いランチです。
黄桜が地ビールを発売しているのをはじめて知りました。口当たりよく美味しかったです。
乾杯「おめでとう」とおばんざいを楽しみました。茶碗蒸しに梅干しが入っていたり、紫蘇ご飯にかす汁とお腹いっぱい。
黄桜と言えば小島功さんの河童。箸置きがとっくりとおちょこになってとても可愛らしかったです。
作品に感動したり、ご馳走を食べたり楽しい一日でした。帰路の阪急電車可愛いラッピングカーでした。