所要でバスターミナルに行き私の利用するバスの発着場所は一番奥にある。
幸い椅子が空いていたので座ったが近くで大音量を発するいびきを掻き爆睡している男性がいる。
周りの人は何気ない様子を取り繕いながらチラチラと目線が走る。
その時小学生が学校帰りらしく4,5人賑やかにふざけながらいびきを掻く男性の前まで来て一瞬、一斉に固まり手で口元をふさぎ声を忍ばせて笑い出した。
つられて周囲の大人たちも和やかに笑みを浮かべ始めた。
“おっちゃん、疲れてはるから寝かしてあげてや”私が言うとこっくりとうなずき口元に人差し指を当て“シィー”と仲間同士笑いをこらえながら転げていた。
その間も主役の男性は大音量が衰える事無く発しながら荷物はしっかり握っていた
。
お見事と言うか、慣れてはると言うか、いやはやでありました。
バスが来て大半の人は乗り込みましたが依然爆睡中の男性はどのバスに乗るのかも分からず誰かが“風邪引きますよ”と声をかけただけにとどめた。
子供たちはバスの中から“まだ寝てはるわ、目覚まさはるやろなぁ”心配そうに見えなくなるまで見つめていた。“そやけどすごいいびきや”バスの中ではしばしいびき談義が続いた。
幸い椅子が空いていたので座ったが近くで大音量を発するいびきを掻き爆睡している男性がいる。
周りの人は何気ない様子を取り繕いながらチラチラと目線が走る。
その時小学生が学校帰りらしく4,5人賑やかにふざけながらいびきを掻く男性の前まで来て一瞬、一斉に固まり手で口元をふさぎ声を忍ばせて笑い出した。
つられて周囲の大人たちも和やかに笑みを浮かべ始めた。
“おっちゃん、疲れてはるから寝かしてあげてや”私が言うとこっくりとうなずき口元に人差し指を当て“シィー”と仲間同士笑いをこらえながら転げていた。
その間も主役の男性は大音量が衰える事無く発しながら荷物はしっかり握っていた
。
お見事と言うか、慣れてはると言うか、いやはやでありました。
バスが来て大半の人は乗り込みましたが依然爆睡中の男性はどのバスに乗るのかも分からず誰かが“風邪引きますよ”と声をかけただけにとどめた。
子供たちはバスの中から“まだ寝てはるわ、目覚まさはるやろなぁ”心配そうに見えなくなるまで見つめていた。“そやけどすごいいびきや”バスの中ではしばしいびき談義が続いた。
いびきをかき始めて、入れ歯を落っことして、
ちょっと、心配だったので、お医者様を呼びました。
その、おじさま、風邪をひかれてないといいですね。
たまにいびきが収まり荷物を持ち直して即爆睡に入られるので隣に座る人と“大丈夫みたいね”と話していたら“この前もここでいびき掻いてはりましたわ”との声もありましたのでそのままにしました。
ひょっとしてここが一番よく寝られる場所やったりして