南座は花盛り

「吉例顔見世興行」今年も押し迫り南座で華やかに始まりました。
南座前で友人を待っていると次々と舞妓さんやシャキッとした芸妓の皆さんが見えました。
舞妓さんはその日贔屓の役者さんを楽屋に訪ねかんざしのまねきに名前を書いて貰うそうです。いいなぁ。



今日まで舞妓さんや芸妓の皆さんが揃って総見です。
一階の桟敷席にズラリと綺麗どころが並ばれるとそれは華やかで雅ですよ。
他のお客さんから注目を浴びていますが優雅な動きのおねえさんに比べ舞妓さんの動きはやはり若者らしい素早さがあります。



最初の出し物「将軍江戸を去る」で片岡秀太郎が立役（男役）をされた。
長いことお芝居を観ているが何時も美しい女形をやられているが立役は始めて見た。

「勧進帳」はこのほど中村信二郎から中村錦之助を襲名され富樫に挑戦されるのが話題になっている。弁慶は松本幸四郎さんだったが少し豪快さに欠けているように思う。

「義経千本桜・すし屋」いがみの権太は尾上菊五郎が豪快に演じられた。
弥助実は三位中将役の時蔵さん・美しい！！
大好きな左団次さんも出ておられた。

「二人椀久」片岡仁左衛門と片岡孝太郎親子による舞踊、しっとりと美しく幻想的でうっとりして見入ってしまった。
隣で友人は踊りの所作を懸命に追っている。

楽しい時間を過ごした後はまっしぐらに帰った、現実に戻って夕飯作らなきゃ。