観測デッキの屋根を開ける。しずしずと開けば格好が良いが、安物ウインチのせいか竹取庵の屋根は、毎回「ガキン、バキン」と壊れそうな音が出る。その騒音の中で黄昏の空は広がっていった。透明度は高いが雲がやたら散らばっている。撮れるかな。雲が有っても晴れの区域が大きければ星は撮れる。しかし、量が少なくてもまんべんなく散らばっていると、数分の露出の間にも必ず雲が邪魔をする。今日はどうだろう。
ここにある3つの反射望遠鏡はどれも未整備。何とかしなければと思いながらそのままになっていた。ただ今日の撮影に望遠鏡は使わない。今夜撮影を予定しているのは以前宿題としていた星雲だ。この宿題を片付けなければ季節が変わってしまう。その相手がかなり大きいため、望遠鏡より視野の広い望遠レンズのほうがうまくいく。それだけに雲は邪魔。心配をよそに空が明るさを失っていった。
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