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公文書電子化 市販ソフト利用に警告 官房長官の諮問機関

2006-07-27 14:03:22 | 組版プロの思考からXMLを考える
朝日新聞 2006/6/27朝刊に掲載された記事は注目です(一部分転載)

「倒産が怖い、システム開発を」
安倍官房長官の私的諮問機関「公文書等の適切な管理、保存及び利用に関する懇談会」が公文書の保存に関する報告書をまとめ、電子データ化した公文書を長期活用するために新システムを開発するように提言した。
電子データ化した公文書の多くは市販ソフトを使っており、ソフトを作る企業が倒産したら文書の閲覧が出来なくなる恐れがある。
技術の進歩で旧式のフアイルが使えない可能性もあり、「私企業のソフトに依存していればそのフアイルを何十年先でも見られるかどうかは分からない」(内閣府幹部)と判断した。
「法律を閣議にかける」などの決裁文書は、30年間保存することになっている。しかし、殆どが「現物保存」となっているため、政府は電子データ化を進めている。

ここからコメント:
 電子機器の機能の一部を切り出して、民生品を創り出すことを日本の製造メーカはおしなべて得意です。東芝さんが「日本語ワードプロセサ」を市場に出してからの専用WPの爆発的な普及はある面では驚異的でした。が、同時に日本国民にとても不幸な経験と、迷惑をかけてきたのも事実です。
 それは、
(1)その専用WPが現在は殆ど市場から姿を消してしまったこと。
(2)その専用WPで作成された一時期の保存文書であるべき文書が、専用WP等を介したために利用出来ないで消滅さえも起こっていること。データを一部分でも取り出せないトラブルが続いていること
(3)何よりも、専用WPしか利用できない世代。パソコンに移れない多くの中高年者を産み出してしまった弊害に直面しています。 

  


詳細文書は、以下から閲覧出来ます




ご意見をお聞かせください
XML・DB開発/WEB対応GIS/運用支援業務
株式会社 トータルメディア研究所
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp

tmlxml news  XMLを取り巻く注目すべき情報 (1)

2006-07-27 14:01:38 | 組版プロの思考からXMLを考える
 以下の記事は、私的諮問機関とはいえ、かなり踏み込んだ意見と理解
できます。
 日本の公文書は、官報に代表される「縦組み・表形式・字詰・行送り」の書式を、そう簡単には「横組み・流し込み」方式に切り替える事が出来ていません。法的な根拠を整備するのに、あと何年かかることでしょうか?
文書作成という、国語の基本的なルール作りにも2,000年の歴史的な経過を有する
お国柄で、改訂は簡単にはいかないという事でしょう。
 でも、さすがに10年~20年前の公式文書を、一世を風靡した「専用WP」から
うまく「WPコンバータ」を駆使しても、うまく抽出出来ないという事態には、行政側では今になって驚いて、いか頭を抱えていることだろうといるのだと思います。
 現物自体(紙)も酸性化などによってぼろぼろになってきていますし。
カラーは消えてくるし、平安時代以前の「竹管」に記載された公文書が、今でもちゃんと解読出来る日本です。

なんという事態でしょうか?

tmlxml news  XMLを取り巻く注目すべき情報 (1)

2006-07-27 14:01:15 | 組版プロの思考からXMLを考える
 以下の記事は、私的諮問機関とはいえ、かなり踏み込んだ意見と理解
できます。
 日本の公文書は、官報に代表される「縦組み・表形式・字詰・行送り」の書式を、そう簡単には「横組み・流し込み」方式に切り替える事が出来ていません。法的な根拠を整備するのに、あと何年かかることでしょうか?
文書作成という、国語の基本的なルール作りにも2,000年の歴史的な経過を有する
お国柄で、改訂は簡単にはいかないという事でしょう。
 でも、さすがに10年~20年前の公式文書を、一世を風靡した「専用WP」から
うまく「WPコンバータ」を駆使しても、うまく抽出出来ないという事態には、行政側では今になって驚いて、いか頭を抱えていることだろうといるのだと思います。
 現物自体(紙)も酸性化などによってぼろぼろになってきていますし。
カラーは消えてくるし、平安時代以前の「竹管」に記載された公文書が、今でもちゃんと解読出来る日本です。

なんという事態でしょうか?

tmlxml news  XMLを取り巻く注目すべき情報 (2)

2006-07-27 14:00:28 | 組版プロの思考からXMLを考える
マイクロソフト社のwordの環境を改めて考えます。

現在、word2007のデリバリに向かって最後の開発段階か、あるいは既に終わっていることでしょう。

word2000までは、外部とのtxtベースでの相互変換はRTF(リッチテキスト)が担って
いました。

word2003以降は、RTFを残しつつ、xml形式でのtxt相互変換がサポートされました。 来年早々に発表予定とされる、word2007でも、その発展的な継続です。

wordは長い歴史的な経過を経て、現在に至っています。その全ての環境を最大限
サポートと保全をしながら、新たな環境を取り組んでいくために、どうしても巨大化が避けられません。
 そのため、簡単なドキュメントでも、xml出力では、wordの1Pが極端に言えばtxtで100p分位にまでの容量に拡大されています。

 従って、これから30年、100年単位で市場を見たときに、wordのままのフアイルでは、xmlデータとしての通用が保証されません。
そこで、
1 word → xmlへのピユアなコンバータ環境が要望されています
(1) word2000までの機能に添った利用方法となります。word2003、word2007等のXML関連機能は含まれません。
(2) word2000はhtml出力をサポートしますが、xmlサポートは出来ないからです。 そこからピユアなxml形式のデータを抽出する事が目的と考えられた事が
 word → xmlピユアなコンバータです。
(3)この設計に沿った、過去から現在まで連綿とした開発が継続されてきています。 現在、その具体的製品例としては、「word2xml」や「B2-wordxml」などがあります。

2  本来、txtだけを抽出する機能(ほぼすべてのフアンクションを削除)に+
xmlとして定義した、階層とxmlコマンドのみを選択的に抽出出力する機能を持たせた内容。 
 分野別の利用方法として、それぞれごとの作り込みが必要となります
従って特徴として、XMLへの変換方法を外部で定義しますので、業界別でのスタイルシート毎の運用となります。

3 運用側は、決められた機能の範囲で利用が出来ますが、一切機能拡張や改変は出来ません。それだけに、ピユアな、シンプルなXMLデータとして生成されますのでそれなりの市場展開と、発展性が考えられています。


tmlxml news  XMLを取り巻く注目すべき情報 (3)

2006-07-27 13:58:52 | 組版プロの思考からXMLを考える
マイクロソフト社のwordの環境を改めて考えます ②

XMLを取り巻く注目すべき情報(2)では、いままでピユアなXml抽出機能の話を書きました
これは㈱マイクロソフト社のwordをベースにした環境でも、基本的にはwordから抽出されるhtmlをベースにものを考えていくという発想です。

 ところが、同じXML形式のデータの取扱でも、ものを作る立場であるソフトウェア会社、出版社、印刷会社などのごとくは、上記ソフトウェア環境での、一定のルールだけでは対処出来ないことが多々生じます。

 これから、word2007のデリバリに向かう中で、新たな「XHTML」環境も注目しています。膨大なwordのxmlデータから、XHTML部分を抽出して加工する、その様な世界だと考えています。
 word2003以降、これからのword2007でも、wordからword対応のXMLがデリバリされだしています。

この中から必要な情報を抽出して、それぞれの目的に適応したXML環境を形成していこうという流れです。


 一人の作家の著作原稿を考えてみます
WEBや電子BOOK、そして印刷物等に、多面的な利用を考えると、多様なテンプレートが多種類必要となります。その為には、ものつくりの現場には、XMLを自在にコントロールする機能が欠かせません。

 従来のアナログ的なものつくりの現場では、俗に言う大工さんの道具 “ノミ&カンナ”があって、それを習得することが職能であったかと思います。

1 デジタルでは、その部分こそが ”XML習得”に相当するものになると考えられます。根源は多様な作業をする環境が、全国的に、あるいは全世界的に統合化されている事にあります。

2 道具=言語があまりに拡散して収集つかなくなった事に最大の原因があります。

3 当研究所では、そこの観点に注目し、多種多様な分野別のプログラム環境をも、XMLを言語化してプログラムレス環境として、職能的にマスターできる、ツール化を意図しています。

4 このXMLを言語化してものつくりを行うことで、現在の点々バラバラな環境を統合化しつつ、ものつくりの”ノミとカンナ”を作りだしていきたいと邁進しています。”理想的にはXML言語を習得する”ことで、プログラムではなく、コマンド的な配列によって、ものつくりが可能な世界を目指して行くべきだと考えています。

5 これからの開発動向に、よりご注目を下さいますよう、ご期待下さい





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XML・DB開発/WEB対応GIS/運用支援業務
株式会社トータルメディア研究所
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp

TMLXML-NEWS(4) MS-WORD+外字・縦書ソリューションについて

2006-07-27 13:58:04 | 組版プロの思考からXMLを考える
 XMLに係わる開発に関して、多面的に実用化のためのご支援を行っております。
NEWS(1)~(3)に係わる、具体的な関連製品の一例として、是非ご覧下さいますように、よろしくお願いいたします。

 2006年7月6日より~9日まで、東京ビッグサイトで開催される
「東京国際ブックフェア2006」の一環であります「㈱デジタルパブリッシングフェアコミニケーションズ」に於いて「㈱モリサワコーナ」
「ms-word+外字・縦書ソリューション」及び「OTパレット」をご覧下さい。

 入場券ご要望の折りは、E-mailあるいはFAX等にてお申し込みください。
便宜を図れると思います。

>>「ms-word+外字・縦書ソリューション」及び「OTパレット」パンフレットA面
<「ms-word+外字・縦書ソリューション」及び「OTパレット」パンフレットB面>

 

 

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