文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

印刷産業のこれから、2009年度版 (1)

2009-07-07 12:27:03 | 組版プロの思考からXMLを考える
2009-7-6
 改めて、印刷産業全体を俯瞰してみます。
 まず、アナログの印刷設備を抱え込んでいる中堅の会社群が、とても厳しい状況に陥っています。
 その理由は多様ですが、あまりに印刷産業の社会的なポジションを考えることなく、戦後でも2代目、3代目が経営を行ってきていたことに起因すると考えています。
 印刷産業は、メディアへの表面加工技術といわれてきています。たしかに明治から最近までの活版印刷や、水と油の反発力を利用したオフセット印刷ではそのあたり物理的に触れますので理解ができますが、電子化してから状況が変わりました。
 いま、アナログの技術が、これからどんどん消えていくと思います。でも1~2ん年前まで、アナログの高価な印刷機器が飛ぶように売れた時期があったのです。
 それらが一斉に陳腐化が始まってしまっていると理解しています。
最後にこのようなアナログ印刷機器を購入してしまった印刷業者さんはどうなるのでしょうか
 


 

盛岡駅前から北上川の河畔を散策してみて、感じたこと

2009-07-07 12:08:14 | 東京の街角からモニタリングでわかること
2009-7-4
 北上川の河畔、上下1Km程度の範囲を50分程度で散策しました。
まず、一つ目の橋上から、真ん中の中州からは、ヨシゴイが飛び立ち、オオヨシキリが盛んに鳴いていました。久し振りに聞く美声です。ハクセキレイと、カッコウの声も。
 とてもせせらぎの強い音は、車の音と入り混じって聞こえます。
 解禁になったばかりとのことでアユの友釣りをする釣り師が2人。見ている限りでは釣れている模様ではありませんでしたが、背景の山田線の橋とともに絵にはなります。
 丁度、2両編成で山田線のデイゼルカーが橋の上を通り過ぎましたが、息子に聞くと1日に数本だけで見ること自体が運が良いとのこと。そんなものか。
 水質もほどほどよくて、水側には藻類も散見。岸辺の散策路には手入れはされていますが、コンクリートで固められ、ときどき行き交う人も少なくさびしい。
 蝶は、ずいぶん注意してみていましたが、町内はゼロ。北上河川では、モンキチョウを
2羽観察できた程度で極端に少ない。
 何か原因がありそうだが、駅周辺のマンション群の周辺では、ガーデニングもほとんどなく、目立つ木々もなく、ほとんど空地のすべてが駐車場となってしまって、マンションと半々。とても緑豊かなとはほど遠い地域です。 味気ない場所という感じが近い。
 しかも最近どんどん手が入っている模様で、雑草が見当たらない。これでは虫の発生が期待できず、東京と同じか、あるいはもっとドライな場所に。

 駅構内などの人通りはとても多く、人口密度の高さを実感しています。


2 生物多様性とふゆみずたんぼ関連のシンポジウムを開催

2009-07-07 09:58:10 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
2009-7-7

 ふゆみずたんぼは、生物多様性にとても貢献する生物多様性貢献型農法として評価が上がってきています。特に大規模化した導入も各地で始まっています。これはもともと日本雁を保護する会(会長:呉地正行)が、ガンやハクチョウの越冬地形成のための最適な農法を調査中に偶然発見したことが契機になって、すでに膨大な知見が整ってきています。 温故知新による技術体系を最新に組み替えていく手順で、ふゆみずたんぼと里山との連関性が見えてきました。 

 里山里海サブグローバル生態系評価・ふゆみずたんぼ報告
●日時: 2009年7月18日 午前10:00~16:00 ●場所:千葉県立中央博物館 IF 講堂

里山シンポジウム委員会では、ふゆみずたんぼの報告をを午前中に行います

午前の部:ふゆみずたんぼ報告 司会: 荒尾 稔
(里山シンポジウム実行委員会・千葉県生物多様性センター共催)
10:00-10:05 趣旨説明 
「水田(里地)が結ぶ、里山から里海までの流域としての生物多様性」
いま、東南アジアの水田のもつ生物多様性の力に関する科学的な知見は、今回の千葉県からの発信をはじめ、「ふゆみずたんぼ・不耕起栽培」及び関連情報として、全国各地で蓄積され、揺るぎのない「生物多様性」に係る根幹情報として定着しつつあります。また、千葉県が中心になって里山や里海での<科学的なデータによる合意形成>に関して情報蓄積が進むことにより、「流域という単位での情報の蓄積と解析」が可能な状況となりつつあります。「生物多様性」を里山から里地、そして里海まで流域として掌握検証する場が形成されることを目指します。

10:05-10:35 特別講演 「ふゆみずたんぼ~過去・現在・未来~」
 日本雁を保護する会・ラムサール・ネットワーク日本共同代表  呉地 正行
江戸時代の会津農書に、冬の田んぼに水を張り土壌を肥沃化させる「田(た)冬(ふゆ)水(みず)」という農法が登場します。それを乾田化が極度に進行した現代の冬の水田に甦らしたのが、「ふゆみずたんぼ」。水田の湿地機能を高め、水辺の生物多様性を高め、その力を活かして持続可能な水田農業をめざす「ふゆみずたんぼ」の取組みは、宮城で始まり、今では各地に広がってきた。昨年(2008)のラムサール条約COP10では、水田の湿地システムとしての生物多様性向上に注目した「水田決議」が採択され、来年(2010)に名古屋で開催される生物多様性条約COP10へ向け、この決議を活かす取組みが始まり、その中核にあるのが「ふゆみずたんぼ」です。

10:35-11:50 千葉県における「ふゆみずたんぼ」報告 
概要報告、水質に関して  小倉 久子
植生 雑草類 金子 是久
鳥類 神 伴之
プランクトン類  林 紀男
 
11:50-12:00 「水田稲作の無肥料・無農薬化」には、水田(里地)と里山との融合利用が必要
 日本不耕起栽培普及会会長  コメンティター岩澤 信夫

●午前中開催の本事業は「独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金」の助成を受けて実施します


午後の部:里山里海SGA関東中部クラスターレポート報告 司会: 小倉 久子
(千葉県生物多様性センター・千葉県立中央博物館 共催)

最後に午前の部と午後の部の一緒になっての総合討論を行います。
総合討論・質疑応答

詳細は
里山里海サブグローバル生態系評価・ふゆみずたんぼ報告

「生物多様性と私たちのくらし」 展示会のご案内(1) 内見会

2009-07-07 07:04:21 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
2009-7-3
 7/4開催から開催される「千葉県立中央博物館」と共同した展示会を開催いたします
生物多様性にかかわる8つの展示のうちで、6番目の「生物多様性と私たちのくらし」部分を、地球環境基金からの助成金を得て、、公式HP里山シンポジウム実行委員会として、自発的に開催する内容です。