文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

 中国の東風日産で今行われていること。注目です。

2014-08-27 23:53:43 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
 中国の自動車産業は、まさに目を見張るばかりの膨張ぶりです。
 その中で日本メーカとして、最も販売実績をあげている自動車メーカは、東風日産(東風対日産が50:50の出資比率)であります。
 ベネーシアという中国の独自ブランドを立ち上げ、中国の沿岸部よりも内陸部で販売を伸ばしてきている経過があります。
 日本のトヨタも底力を発揮して猛追しています。
 その中で、日産の最新のSUVである、エクストレイルを中国で製造をすることになって、しかも当初の出荷開始時期を2ヶ月も短縮することになった。
 その時の戦略が凄いというか、これからをまさに暗示しているようだ。

 それは、40名も東風日産にいた日本からの出向社員を全員はずしてしまったこと。
 日本に帰国させてしまったのかどうかは不明だが、
 理由は、日本人がいると意思決定が遅れるということだそうです。

 さすがに絶句したが、考えてみたらなるほどと感じいった部分も確かにある。
 
 中国の東風日産にはすでに、すべてを執行できるスタッフが十二分に蓄積されていて、そのメンバーだけで最新の機器を
立ち上げて問題にならないという、グローバリズムが徹底しているという背景があるのはわかるが、製造開始を2ヶ月も短縮する事態に、こういわれてしまうと、何とも言えない気分。

 ちなみに、日産自動車の特にセダン系統は、欧米と中国が先行し、1年遅れくらいに日本に入ってくる譲許になっているのも確かです。
 
 これらをどのように解釈すべきか。
日本国内マーケットの軽視と言われても仕方がないところだが、それには明確な理由がある。
自動車を取り上げても、そこにはガラパゴスと揶揄される、ローカルな規格の縛りが存在している。これがグローバル企業としての日産から考えたら、最初の新型発表する場ではないという判断をする理由と分かる。

最近のトヨタのコマーシャルを観ていて

2014-08-27 23:19:25 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
 日本国内では、日産はほとんどコマーシャルを打たないというイメージがある。
その中で、ファミリーユースであるミニバンのセレナ(冒険にチャレンジする子供からの目線)
安心・安全・じどううんてんをめざしたソフトウェアとての車のイメージ 
軽自動車のデイズ(若い女性、小さな子供を育てるお母さん)に絞ったPR
さらに最近はスカイライン系統での、日産の伝統のS追求と技術の継承。インフニテイブランドへの誘導策など
エクストレイル系統は、極限のスポーツ魂で売る。
昔からの伝統手法で迫ってくる。堅実で、伝統的な自動車へのいざないを誘うやり方と感じる。安心感がある。
 その背景には、日産の特にセダン系の販売は、1車種ごとに月間500台とか、まるで夢もないのが特徴になってきている。
トヨタとの泥沼のような販売競争を、日本国内ではしないという、暗黙のことが背景にあるのかもしれない。

 しかしトヨタは違う。
 トヨタタウンと称するよくわからないが町をベースに新たな市場ニーズに忠実なトヨタというイメージ
 成功のシンボル、双六の上り的なクラウンでさえ、荒々しいイメージで、自己革新を表現するツールとしてのクラウンか

 レクサス系ははじめから最後まで、ドリフト、ドリフトと遊び心を刺激する高級感あるイメージ戦略に感じる。
 まさに最近のスマホのコマーシャルと類似する。
 これは外資の輸入自動車の販売戦略をなぞって、そのままとしか見えないところもある。

 挙句に、自動車を解体して、改めてパーツ一つ一つの品質管理に神経を注いでいるというコマーシャル。
 強烈に日産を意識した、品質のトヨタをPR

 はたしてどちらが今後にとってベターなのか。関心がある。
予測と結果を毎月比較しながら、ローカルにも徹するトヨタと、グローバルなレクサス

 あくまで世界戦略が基本で、日本市場に特化してきた自動車シリーズをどんどん廃止していく。
グローバルそのものの日産 日本国内規格を無視して、世界的な標準化した車種展開にこだわる日産が強くなるか。

 興味が尽きない最近です。