文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

国内規格遵守で行くのか、グローバリズムで徹底していくのか。そこが最大の問題点だ。

2014-08-30 21:43:37 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
 トヨタと日産、この両者に絞って、その企業としての戦略展開に関して、1個人としての見方を書き連ねています。
 いま、ワンボックスの日産セレナと、トヨタのノアとボクシー、さらにもう一つ増えて3兄弟車になるとのことですが、戦略的な展開でどのようになっていくのだろうか。実施には本田もありますので3企業5車種(6車種?)の市場争奪戦といってよいと思います。

 現状は、トヨタが圧倒的に力を発揮していますが、だれが考えてもこのまま日産が引き下がるとは思っていないと思います。
しかし、日産が打ち出せる現状からの突破する方向性がとても難しとも思えます。

1 エクストレイルと並行して、本格的なハイブリットを出す。
 しかし、まず これはエクストレイルへの導入が優先するでしょう。しかもエクストレイルといえども、この秋の予定が若干延期という状況のようですから、セレナのハイブリット化は、その後になりそうです。
 今の日産の真の戦略から考えると、新型のセレナを少しでも前倒しして立ち上げるということも十分にあり得ると思います。それまでは現状のセレナに、速やかにハイブリットを追加してまで、一定のシエアを確保する努力を払う。

2 日産は全世界戦略上で、市場に継続的に販売していく車種に大きな必達目標を設定しています。
 グローバルに何十万台販売できるのかの可否をまず挙げると思います。今までの経過でもエルグランド、ティーダなどなど、日本国内の特殊な規格を無視してでも、汎用性によって大量に売れる車かどうかという判断が優先するはずです。
 でもエルグランドでは、米国市場向け製品を兄弟車にして、つまり世界規模での販売を基本として開発製造することを求められました。それが現在のエルグランドとなります。
 今回はセレナでも同様なことが生じていると推察できます。つまり日本国内専用製品は、国内でどのようにも台数がさばけても、全世界展開が可能な仕様に変身しない限り、今後継続的な開発であっても製品開発が認められない状況なのかもしれません。
 ソフトトウェアパッケージを付加してでも、日産は何とか一定のシエアを確保していく努力を重ねることになると思います。大変でしょうが。


3 このような背景で、個人的な意見として、すべて車体がより大きくなったセレナになるだろうと思います。日本では3ナンバー専門で、現在のエルグランドとの市場性を整理することを求められ、同時にグローバルマーケットで年間相当な台数を販売可能な仕様として要求されることになると思います。
 日本の国民的な財産である”おもてなしの心”を大事にして、徹底的に使いよいベターな車種として完成させ田と考えます。
  それは、トヨタがセレナを徹底的にマークして国内市場に打ち込んできたことでもわかります。
  セレナは全世界に羽ばたいていけるのか。
  日本というニッチマーケットで成功したことをバックに全世界に販売が可能なのか。そこを十重われる次世代のセレナという位置付けでしょうか。

 日本市場は、かって国内で定めた軽自動車、小型、中型。
 それまでは、マーケットを絞り込んで、かつあらゆるソフ、大型というような、車体のサイズなどで決められた国内規格が厳然としています。
その規格ではあらゆる車が、世界中をマーケットとして考えると、日本よりもアメリカ、あるいは中国、あるいは欧州で販売を開始するという戦略は正しいはずです。