カモ類に関して、千葉県や茨城県での現実
その多くが狩猟鳥であり、かつ種別個体数の増減がはなはだしいという特徴があります。
そして、狩猟鳥であるがゆえに、表面化しないがための課題も多い。
2件について、報告をする。
千葉県で言えば2014-2015では、印旛沼に大量のトモエガガモが突然大量に飛来定着したり、など
千葉県印旛郡栄町周辺域。この町内には大規模な無双網業者が複数存在し、年間5,000羽に達する、主としてマガモを狙って田んぼに水を張って、夜間に大量にまとめて捕獲する方法が、長年に渡ってなされている箇所でもある。
無双網は合法的な猟法であり、その観点では現状の狩猟法上問題にならない。
その捕獲数は「ガンカモ類の生息調査」(環境省)で、印旛沼の全渡来数に匹敵する規模であるが、狩猟法で合法とされている手法であり、地域の一つの産業化している。
我孫子市から成田に向かうJR成田線で、2月のいまごろ慣行農法でからからに赤茶けた水田地帯で、あちこちに水を張った水田がある。まさに「ふゆみずたんぼ」の状態。しかしよく見るとおかしい。そのほとんどが無双網が仕掛けられた現場である。野生鴨の1羽あたりの相場はマガモで5,000円以上もしていて、猟師はカモ御殿が出来ているということである。
現状では、野生のカモとして注文の殺到で、注文に応じきれず茨城方面から買い付けを行っているとのこと。
茨城県では、霞ヶ浦をねぐらとするコガモやヒドリガモ、オオバンなどが、土浦市の蓮田で、レンコンを食害するという名目で、ここ10年以上にわたり「霞ヶ浦の霞網」と呼ばれいる鳥獣対策用の網を張った箇所が、それこそ蓮田全域に広がって見渡す限りある。
国際的にも悪名高く、日本の恥部とまで酷評されている箇所で、鴨類だけでなく猛禽類も、ヒヨドリはじめ小鳥も見境なしに引っかかり、足を天にむけたまま、必死にもがき続けたまま数日間。さらに憎しみを込め、それが見せしめになると放置しているレンコン農家が多い個所。
フクロウなど猛禽類などや小鳥も多数に及び、中には絶滅危惧種なども多数被害が生じているが多いと聞く、しかしそれが引っかかった後の結果をどのように扱われているのかもいになっているかの調査結果も知りたい。
その地域の野鳥を愛する女性の方々からも悲鳴を何度も何度も聞かされているが、事態の進展はここ10年間見られない。
一つは、これが国の害鳥駆除のための申請によって助成されているということがあると聞いている。
本当にレンコンを食害されているのかの正式報告も聞いていない。
さらに、ここで網にかかった鴨類を選別して業者が買い取っているという噂も聞いたことがある。

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