オオハクチョウは、鳥インフルの問題で全国的に餌付けが実質的に打ち切られ結果もあって、現在渡来数が明らかに減少傾向となり(荒尾の判断)、とても不安定な状況に落ち込んできていると理解しています。
その中で新たな越冬地の形成に成功しつつある個所として千葉県だけでなく、全国的にも貴重な事例となりつつあるのがここです。
戸神川防災調節池とは、もともとUR(都市機構)が40年以上前にニュータウンを大規模に開発した、その最も古くかつ中心地であります。周辺は高層マンションが林立しています。そのような個所ですが、2つの里山の間を堤防で仕切って間にある谷津田を調整池にした箇所です。当然里山側に(堤防の対極側)は浅瀬が広がっています。今回そこにこの年月の経過でマコモの大群落が自生を始めた次第です。オオハクチョウはそれが主食の白鳥ですので、エサ資源につられて野生のまま定着がはじまったと理解しています。
印西市には本埜地区にコハクチョウが主体でハクチョウ類のネグラが形成されていますコハクチョウの主体的なエサは水田の落穂ですので、エサ資源が異なります。その点では印西市は2ヶ所にハクチョウ類のねぐらが生じていると考えられれます
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