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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

山口祐一郎&涼風真世 「マディソン郡の橋」

2018-03-16 10:33:11 | 日記
シアタークリエで上演中の「マディソン郡の橋」です。甘ったるいラブストーリーは、ちょっとしんどいので、本も読んでないし、イーストウッドの映画も観ていない。ただ、「橋」の写真を撮りに来たカメラマンとその地に住む主婦の4日間の「恋の物語」ということぐらいは知っていました。
で、実際観てみました。やはり、甘ったるいですね。還暦間際のおっさんが一人で観るには、ちょっとしんどいお話では、ありました(笑)
主人公はロバート(山口祐一郎)とフランチェスカ(涼風真世)ロバートが「屋根付きの橋」の写真を撮りに来て道が分からなくなり、フランチェスカに尋ねるところから、物語は始まります。フランチェスカは、平凡な主婦。男の子と女の子 2人の子どもに恵まれています。夫のバド(石川禅)は、フランチェスカを愛してはいるのですが、ちょっと「かまってちゃん」的なところもあり、彼女としては3人の子どもを抱えているような感じでしょう。ロバートが現れたとき、夫と子供たちは牛の品評会に出かけていて留守。彼女は、「お一人様」の楽しさを満喫していたところ。ロバートとフランチェスカには「ナポリ」という共通点がありました。普段 全く自分の話を聞かない夫に比べ、ロバートとは話が弾むこと 弾むこと。彼女は 恋に落ちていきます。やがて、ロバートも。そして・・・
かつては2枚目 プリンス役が多かった山口祐一郎も、歳を経て イメージが変わってきています。今回の役も ほんわかしたイメージで、女性を安心させるタイプ。後に分かることですが、彼は心に深い傷を負っている男でもありました。
バドたちが帰ってくる日 ロバートとフランチェスカは「駆け落ち」する相談をしていました。約束の時間 やはり、家族を捨てられないフランチェスカ。「4日間の恋」は、終わりを告げます。私、物語はここで終わるんだとばかり思っていましたが、後日譚があったんですね。なるほど!
主役の山口祐一郎と涼風真世はもちろんですが、お節介な隣家の主婦マージを演じた伊東弘美 その夫・チャーリー役の戸井勝海 そして、ロバートの元妻マリアンを演じた彩乃かなみ と、脇役陣も実力者が揃っていて、いいミュージカルに仕上がっていました。