プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

成河 千葉哲也 章平 「BLUE/ORANGE」

2019-05-01 11:32:38 | 日記
令和になりました。
さて、どんな時代になっていくのか?

こちらのブログは、まだ平成のお話が続きます。
DDD青山クロスシアターで上演された
「BLUE/ORANGE」
ロンドンの精神病院を舞台にした お芝居。
休憩入れて 約3時間。
成河 千葉哲也 章平 3人の男優が四つに組んでのお芝居。
圧倒的セリフの応酬に疲れることもありましたが、
なかなか充実した舞台でした。

境界性人格障害のために入院していたアフリカ系の青年クリストファー(章平)
彼の退院は間近でしたが、治療を担当していた研修医のブルース(成河)が、まだ
症状に疑問を持ち、上司であるロバート(千葉哲也)に、延期の相談します。
が、ロバートは、病院のベッド数の問題などもあり、ブルースの意見を却下。
納得いかないブルース。早く退院したいクリストファー。
3人が各々の立場から 正論を振りかざします。
それは、暴論に繋がる場合もある。
舞台は、彼らの24時間を描きます。

両側に客席を挟んだ いわゆる「挟み舞台」の形式。
この劇場 このパターンが多い。
題材から見て 物凄い固い舞台を想像していたんですが、
会議室のようなものが舞台になっているので、椅子を使ったギャグなどもあり、
アクセントがついた舞台になっていました。

タイトルは、ブルースがクリストファーに
机に置いてある オレンジの色を尋ねると
「ブルー」と答えることから 取られています。
ただ、私のように こうした問題に疎い人間には、
この事象が どういう意味を持つのか、イマイチ分かりませんでした。

ラストは、ブルースとロバートの立場が逆転する。
捻りの効いたラストでした。