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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

石丸幹二&安蘭けい 「蜘蛛女のキス」

2021-12-05 10:18:51 | 日記
東京芸術劇場で上演中の「蜘蛛女のキス」です。
マヌエル•プイグの小説を戯曲化したもの。
脚本はテレンス•マクナリー 楽曲はカンダー&エップ。
日本では1996年に市村正親と麻実れいのコンビで上演されています。

舞台はラテンアメリカの刑務所。
映画好きなゲイの中年男•モリーナ(石丸)が入っている獄房に
政治犯の若者•バレンティン(Wキャスト 私が観た日は村井良大)
が収容される。
敵対感情を剥き出しにするバレンティンだが
2人は、徐々に心を通わせていく。
モリーナが語る映画の話に、耳を傾けるバレンティン。
モリーナが愛する女優はオーロラ(安蘭)
「蜘蛛女」は、彼女の演じた役。

平穏な日々は、長くは続かない。
所長(鶴見辰吾)は、モリーナにバレンティンの仲間のことを
探れと命令する。
褒美は、出獄。
さて、2人の運命は•••
というお話。

過酷なストーリーですが、劇中流れる曲は美しい。
石丸さんは、モリーナの繊細さ
村井さんは、バレンティンの生硬さを見せてくれました。
要所で登場する安蘭さん 貫禄たっぷりの大女優ぶりでした。