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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

加藤健一「叔母との旅」

2021-12-17 09:27:44 | 日記
サンシャイン劇場で上演された「叔母との旅」です。
加藤健一事務所の作品。
4人の男優が男女取り混ぜて24人の役を演じるという設定のお芝居。
さらに言うと、主人公のヘンリーは、全員が演じます。
役数が一番少ない役者 今回は加藤健一ですが
ヘンリーとオーガスタ叔母さんの2役
一番多い役を演じる役者 今回は清水明彦ですが10役以上を演じます。
ほかに、天宮良と加藤義宗の出演。

この戯曲 過去2度上演されていて、
「演劇集団 円」では、加藤健一の役を橋爪功が演じています。
「シス•カンパニー」版では、段田安則 浅野和之 高橋克実 鈴木浩介
という個性豊かな面々が演じています。

舞台はロンドン。
ヘンリーは、銀行員を早期退職して、今では家でダリアの手入れに生きがいを感じている
50半ばの男。
母親の葬式で、オーガスタ叔母さんに会う。
この叔母さんが、バイタリティに溢れている。
悪気はないのだが、葬式の場で、ヘンリーに
「あんたのホントのお母さんではないもんね」
などと言ってしまう人物。

ヨーロッパ中を叔母さんの都合で引っ張りまわされるヘンリーだが
段々と面白くなってくる。
とうとう、パラグアイでは叔母さんが愛するワーズワースという男の怪しい仕事に巻き込まれて
警察に捕まってしまう。
そして•••
というお話。

舞台はテンボ良く進んでいくのですが
次々と人物が目まぐるしく登場してくるので
筋を追うのが精一杯になってしまう作品でもありました。