プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

井上ひさし「雪やこんこん」

2021-12-23 10:33:38 | 日記
紀伊國屋サザンシアターで上演中の「雪やこんこん」です。
1987年初演の作品。
井上ひさしさん作 鵜山仁さん演出。
中村梅子という大衆演劇の女座長を主人公にしたお話で
初演は、市原悦子さんが演じていました。
今回は、熊谷真実さんが演じています。

昭和28年 北関東の湯治場。
そこにある芝居小屋が舞台。
雪が降りやまぬ小屋に中村梅子一座が到着する。
かつては、売れに売れた一座も、往年の勢いはなく
今や総勢6人という小所帯。
しかも、二枚目役の信夫(藤井隆)と女形の金吾は犬猿の仲。
座長の苦労は絶えない。

そんな一座に光明が
芝居小屋の女主人•和子(真飛聖)が、一座の後押しをしてくれそうなのだ。
さて、中村梅子一座 未来に希望が持てるのでしょうか
というお話。

2時間半のお芝居。
井上戯曲らしく、二転三転。
一筋縄ではいかない。
観ているこちらも、思わず
「えっ、この後、どうなるの?」と見入ってしまう。
熊谷さんを筆頭に、役者の皆さんも熱演。
楽しませていただきました。