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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

NODA MAP「兎、波を走る」PART1

2023-07-27 10:04:10 | 日記
東京芸術劇場で上演中の
「兎、波を走る」です。
野田秀樹作•演出。
今、宮崎駿監督作品が、全く内容を知らせずに公開され
話題になっていますが、こちらも、ほとんどベールに包まれたままの上演。
私、たまたま抽選で2度当選したので、2回観られたのですが
ようやく、意味が分かりかけた公演でした。

まずは、兎に扮した高橋一生が「脱兎」という役で
舞台上を走る。
「不条理の涯にある海峡を、兎が走って渡った!」
と、続いて登場する元女優(秋山菜津子)が、それを受け
「分からない ここにいるみんなもそうだと思うけど
何言ってるか分からない」
これで、客席大爆笑。
私も意表を突かれ大爆笑でした。

実は、遊園地の古い劇場で行われる
「アリスの物語」のリハーサル。
書いたのは、チェーホフの末裔(大倉孝二)
気に入らない元女優 ほかの人に書かそうとするが
そこに登場したのが、ブレヒトの末裔(野田秀樹)

さらに、物語に乱入してくるのが
いなくなったアリス(多部未華子)を探す母親(松たか子)
「桜の園」「ピーターパン」ブレヒト戯曲を織り混ぜ
野田秀樹お得意の言葉遊びも交え、舞台は快調に進んでいく。

が、ある時点で、観客は意外な事実に気づくのです。

この項続きます。