新宿ケイズシネマで上映中の
「みんな笑え」です。
50歳の売れない落語家•2代目勘太が主人公。
父親(渡辺哲)は、先代勘太。
そこそこ売れた落語家のようだが、体調崩して引退。
今は、勘太が世話をしているが、認知症気味。
2代目は、先代譲りの「抜け雀」など持っているのだが
なぜか自作の
「好きな女性を野球の打順で例える」
というネタ1本。
全く受けない毎日。
ところが、このネタに食いついたのが
こちらも、売れない若手漫才師•希子。
勘太にネタを譲ってもらい、親しく付き合うように。
そして、このネタで、念願のテレビ出演も叶う。
が、相方のアクシデントで頓挫。
実は、希子の母親と勘太は、かつて割りない仲だった。
彼女は、今は、赤字続きのスナックのママ。
人生の辛酸を舐めている3者が立ち上がる!
そんなに売れてる役者さんが出ているわけではありませんが
それゆえに迫力があり、私の好きなタイプの映画だったこともあり
楽しめました。
ラストは、2代目勘太の「抜け雀」が長いバージョンで
流れるのですが、決して下手ではなかった。
野辺冨三さん お見事です。