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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

秀作!加藤健一事務所「喝采」

2017-09-05 10:41:31 | 日記
下北沢・本多劇場で上演中の加藤健一事務所「喝采」です。今回の公演でカトケン事務所VOL.99とのこと。次回は、いよいよ100回。まさに「継続は力なり」です。
今回は、加藤健一お得意のバックステージもの。カトケンは、かつての人気俳優フランクを演じます。幕開き プロデューサーのクック(大和田伸也)演出家のバーニー(山路和弘)作家のアンガー(浅野雅博)舞台監督のラリー(林次樹)が、何やら話し合っています。実は、間もなくボストンでの地方公演の幕が開く舞台の主演男優が降板してしまったのです。バーニーは、アンダーとして契約していたフランクを代演に起用しようとしますが、クックは大反対。というのも、かつては大スターだったフランクも、現在は酒浸り状態なのです。が、ほかに手はない。とりあえず、フランクを呼んでセリフを読ませてみると、さすがの出来。「2週間」と期限を区切って代役にすることに、クックも同意します。
フランク 稽古に参加しますが、やはり、ブランクは大きく、なかなかセリフが上手く入らない。相手役の若手女優・ナンシー(寺田みなみ)との息も合わない。ともすれば、酒の誘惑に負けそうになるフランクを、妻のジョージー(竹下景子)が献身的に支えます。
フランク 八方美人の性格で、面と向かって言えない不満をすべてジョージーに言わせます。一方で、セリフが入らない理由を妻のせいにして、バーニーに愚痴ります。すっかり真に受けたバーニーは、評論家に酷評されたボストンでの地方公演の場から、ジョージーを排除しようとします。その晩、事件が起こります。そして・・・
加藤健一さんのフランク うらぶれ感など、実によく出てました。そして、竹下景子さんの実に可愛らしいこと。とても還暦過ぎには見えません。見応えのあるいい舞台でした。


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