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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

国立劇場「小朝&芝翫コラボ忠臣蔵」

2022-11-29 10:28:13 | 日記
国立劇場で上演された「コラボ忠臣蔵」です。
落語と歌舞伎のコラボ。

落語を演じるのは、小朝師匠。
菊池寛作の「殿中でござる」と「中村仲蔵」の2席。
間に太神楽が挟まります。

2部は歌舞伎。「仮名手本忠臣蔵」より
五段目「山崎街道鉄砲渡しの場」「二つ玉の場」
六段目「与市兵衛内勘平腹切りの場」
の二幕三場です。
勘平 中村芝翫
お軽 市川笑也
神崎弥五郎 中村歌昇
斧定九郎 中村歌六
らの出演。

「殿中でござる」は、本当に吉良が悪いのか
という話。
度重なる吉良の忠告を無視した浅野内匠頭には、
責任はないのか。
一理あります。

「中村仲蔵」
名題に昇進した仲蔵に来た役が五段目の斧定九郎一役。
くさる仲蔵を、女房が励まし、将来に残る役ができる。
「女房の役割は大きいですよ」と小朝師。

「五段目」
与市兵衛を殺して50両奪った定九郎。
が、すぐに、勘平の鉄砲に撃たれ死んでしまう。
なるほど、名題の役者の演る役ではない。

「六段目」
義父を撃ってしまったと勘違いしてショックを受ける勘平。
追い打ちをかけ、勘平を責める義母。
さらに、義士への復帰が叶わないことを知る勘平。
このあたりのたたみかける物語の進み具合は、思わず引き込まれてしまいます。

今年も、あっという間に「忠臣蔵」の季節。
本当に1年早いです。



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