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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

淡島千景&森繁久彌 「珍品堂主人」

2022-02-05 09:41:04 | 日記
旧い映画のお話です。
神保町シアターで上映中の「淡島千景特集」から「珍品堂主人」
原作は、井伏鱒二の小説。監督は豊田四郎。
1960年の作品です。

骨董に目が利き、皆から「珍品堂主人」と呼ばれている加納(森繁)
付き合いのある実業家•九谷(柳永二郎)が所有する
現在は、誰も住んでいない邸宅に目を付けた。
そこを利用して、高級料理屋をオープンさせようというのだ。
九谷の承諾を取り付け、準備に奔走する加納。
そこへ、九谷が送り込んできたのが蘭々女史(淡島)
加納を支配人 女史を顧問とする両頭体制でスタートした
高級料理屋「途上園」
順調な滑り出しだったが、やがて女史の狡猾なやり方で
加納は放逐されてしまい•••
というお話。

加納と女史の争いは、なかなか面白く、さすがに
原作のしっかりした作品は違うと思いました。
そして、彼らを争わせる九谷を演じた柳永二郎。
こちらも、さすが新派の大立者の貫禄を感じさせる
演技でした。


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