十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

満身創痍

2021-01-07 05:00:00 | 投稿

満身創痍という言葉がある。「満身創痍」とは、「全身傷だらけの状態」あるいは「心身ともにボロボロの状態」という意味で用いられる表現。

鈴木北海道知事は、満身創痍ではないだろうか。彼は、財政破綻した夕張市長の時、曲りなりにも財政を立て直したからである。だれも財政破綻した夕張市の市長にはなりたくない。しかも、元東京都職員の職歴を考慮すれば、給料も半分以下に減るは必至である。

2年前、帯広畜産大学で行なった夕張市長時代の彼の講演を聞きに行ったことがある。その時に彼は、「30年後の東京は、今の夕張市と同じかもしれない」と言ったが、まんざら、戯言でないかも知れない。

彼の偉大さは、先を読むだけでなく、行動で示していることである。今年4月にいち早く出した「緊急非常事態宣言」、「寿都町の核ゴミ問題」、「新北海道スタイル」など、具体例を出すと枚挙にいとまがない。

そして、運も彼に味方している。夕張市炭鉱博物館の模擬坑道が火災に遭ったのも市長を止めてからであった。任期途上であれば火災対応のために、知事立候補は不可能であっただろう。彼を弁護するわけではないが、運は自分で掴んでくるものである。全国最年少の知事として彼のほかに適任者がいなかったのは、選挙の得票数にも表れている。

彼は大学時代にボクシング部に所属し、“ハングリー精神が豊かで打たれ強いのである。だから、北海道知事を誰よりも任せられると思っている。これからの北海道は、今まで以上に難問山積しているが、彼ならできると思っている。コロナ禍で政治、財政、経済等々、満身創痍の日本、そして北海道。道民みんなで支えていくべきだと思う。

参考までに、彼の略歴は次のとおりである。埼玉県立三郷高等学校在学中、両親の離婚により母子家庭で育ち、経済的な事情から大学進学を断念。19歳の2000年4月、都職員として勤務しながら法政大学第二部法学部法律学科に入学し地方自治を専攻、4年で卒業した。

「十勝の活性化を考える会」会長

注) ハングリー精神

ハングリー精神とは、恵まれない環境から脱出するために必要な強い気持ちという意味で用いられます。目標や自分の夢、物事を強く求め、達成するために強い意志を持って立ち向かう気持ちや心意気などを意味します。 スポーツの場で使われることも多く、「現状に満足しない」「高い目標がある」「何事にも挑戦する」といった場面で使われます。 (出典:yahoo検索より)

十勝の活性化を考える会」会員募集