ようやく「アヒルと鴨のコインロッカー」を鑑賞。
以前の記事で書いていた「やな予感」はハズレ。原作の軽妙な雰囲気を良く拾っていたと思う。
細かい変更点がいくつかある。が、それより何より、椎名はあそこまでどんくさくはないだろう、というのが私の見解。
あとは、ロケに使われた書店の裏口が、原作とは雰囲気が異なり、通りから見通せる箇所にあったのがちょっと違和感。
まあ、こればっかりはロケ現場の都合があるから致し方ない。
でも、一番印象に残ったのは、実は
大塚寧々の劣化ぶり
だったりする。
クールな感じは好演していただけに、余計に惜しい。
叙述トリックについては、まあ、だいたい予想通りの処理だった。
原作は過去と現在を交互に描くことで、特に過去部分の緊張感を全体に漂わせているが、映画ではどうしてもそういう構成が取れない。その意味での物足りなさはあったが、クライマックスでは、ちゃんと泣けたので、構成自体は成功していると思う。
欲を言えば、伊坂作品の魅力は登場人物の魅力によるところが大きいので、本当は、もう少し個々の人物像を丁寧に描いてほしかったのだが、2時間程度に纏めるにはちとキツいのだろうな。
以前の記事で書いていた「やな予感」はハズレ。原作の軽妙な雰囲気を良く拾っていたと思う。
細かい変更点がいくつかある。が、それより何より、椎名はあそこまでどんくさくはないだろう、というのが私の見解。
あとは、ロケに使われた書店の裏口が、原作とは雰囲気が異なり、通りから見通せる箇所にあったのがちょっと違和感。
まあ、こればっかりはロケ現場の都合があるから致し方ない。
でも、一番印象に残ったのは、実は
大塚寧々の劣化ぶり
だったりする。
クールな感じは好演していただけに、余計に惜しい。
叙述トリックについては、まあ、だいたい予想通りの処理だった。
原作は過去と現在を交互に描くことで、特に過去部分の緊張感を全体に漂わせているが、映画ではどうしてもそういう構成が取れない。その意味での物足りなさはあったが、クライマックスでは、ちゃんと泣けたので、構成自体は成功していると思う。
欲を言えば、伊坂作品の魅力は登場人物の魅力によるところが大きいので、本当は、もう少し個々の人物像を丁寧に描いてほしかったのだが、2時間程度に纏めるにはちとキツいのだろうな。
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