昼行灯(だった)トキの大雑把なひとりごと

クレヨンしんちゃんよりもユルく生きていた(当面過去系)私の備忘録と、大雑把なひとりごと。時々細かく語ることも。

無題

2006-09-29 21:59:36 | ものおもい
昨日付けの朝日新聞を読んでいたら、こんな記事が。

財政再建途上 どう成長 企業減税さらに推進-尾上財務相-

尾上財務相は企業向け減税に踏み切る意向だ。「~国際競争上、企業がハンディキャップを負わないようにしないといけない」と述べ、企業の減価償却に体する課税制度を見直す方針を明らかにした。
減税規模は初年度だけで約6千億円と見られる。すでに実施されている研究開発・情報技術(IT)減税の約7千億円に匹敵する規模だ。
尾上氏は「長い目で見れば企業活動や経済が活性化され、税収も増える」と強調するが、減税による当面の税収の減少分をどう手当てするのかが問題になる。
小泉政権下の02~06年度の税制改正では、法人課税は1.4兆円の減税、個人所得課税は3.9兆円の大増税だった。それでも経済界には「法人課税の実効税率が他の主要国と比べてまだ高い」として、法人減税を求める声が根強い。

(実際の記事の主要な部分のみ切り出しています)

 ああそうですか。期待してませんでしたけどね。
 足りない分はまた個人所得課税になるのでしょう。そして企業は国際競争力を維持増進させるとして、労働単価は「国際競争力維持のため」低水準で固定化し、労働者の構造不況が続くと。儲かるのは法人、投資家、起業家だけであると。
 これだけ自殺者が増えたりしてもまだ所得再分配問題は手が付けられないんだね。いま必要なのは低所得者の底上げですよ。
企業のリストラが進み、来年から農業者のリストラが始まり、全体的には、要するに人生のリストラが迫られているってことか。
 本来は、好況になれば雇用が回復するとともに労働者賃金も上がるだろう、って予測だったんだよね?でも、企業はそんなことはどうやらしそうにない。であれば、やはり税で徴収して再分配するしかないと思うのだがなぁ。正直、バブルの後遺症で傷んだ企業がこうやって再生するのって納得がいかない。実家は貧乏自営業だったけど、バブルの恩恵なんてちっとも受けちゃいない。個人は常に苦しくて、しかもバブルでポカした企業再生の犠牲を強いられて、生きられず死んでいくと。
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農地改革の評価は私にはわからんが。

2006-09-24 23:00:24 | 農業
今日もanhedoniaさんの記事。正しくはそこを経由したこちら
う~む。農地改革なかりせば、機械化等の設備投資も適正水準であったのではないか、とな。
逆にいうと、法人化とか集落営農ってのは、古いヒトたちには「小作に戻る」ことを連想させるから進まないってことなのかなぁ。
「作業受委託」が好まれて、「利用権設定」があまり好まれないのも同じか。
(「利用権」はかなり強い権利なので、いずれかつての地主のように土地を取られてしまうのではないか、という危惧)
もし、「土地の権利でウマー」ということへのこだわりが強ければ、やはり効率化は進まないのではないか、と思う。
ちょっと、解決策が見えない。




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右とか左とか

2006-09-20 21:15:38 | ものおもい
某党のトップ選びのことで色々ブログ漁りをしていました。
あまり政治的な色を示すのはよくないのだろうけど、北朝鮮には経済制裁で毅然とした態度を示してほしいが、いやしくも首相たる人物がが靖国参拝するのは控えてほしいわたくしは右?左?
ユルユルでde~oな私としては、縛りの多い社会は好きではない。だから徴農でも徴兵でも、愛国心教育でも「押し付け」は嫌。
というかさ、親米に偏りすぎなきらいの見えるかの方の「愛国心」て~のは何よとも言えるさね。
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クオリア

2006-09-20 21:14:45 | Weblog
こちらはNATROMの日記さんから。
>アニメ美少女の声の質感が神の存在証明になるのですよ。アニメ美少女の声の特殊な質感は、もともと宇宙に物理的実態として存在したのだ。ブラボー。その他、人間の前髪も、神の証明(その6)であるそうだ。人間の前髪は進化論では説明できない。だって、前髪が伸びたら視界を遮って生存に不利じゃないか。そんじゃ神様はなぜ人間の前髪を伸びるようにデザインしたのか?「神が介入せず、因果律にのみ従って知的生命体を生むと、髪の毛が短い知的生命体しか生まれず、アニメなどでキャラ分けが全然できなくなる」からなのだ。

 す、すごい人もいたもんです。アニメ声に感じるクオリアなんて、ごく狭い時代、地域、文化のヒトにしか共通しないでしょうが。すこし考えりゃそんなの分かるだろうに。美少女アニメ声についてアニヲタじゃないヒトの意見聞いたことが無いのか?無いんだろうな、たぶん。
 この場合、人工的なのは世界じゃなくおまいの脳内だろうと。それも現代日本のヲタアニメというごく狭い人工世界にどっぷり漬かっている。 
 「前髪がなきゃアニメキャラの描き分けができない。だからヒトには前髪がある」ってのもすばらしい。っていうか、これはキャラの描き分けが不得意な漫画家やデザイナーへの皮肉なんだろうな、きっとそうだ。(端的に言って前髪でしかキャラ分けが出来ない絵描きはド下手クソだろうよ、まったく。)だいたい、描き分けが問題ならツノでもトサカでもいーじゃねーか。前髪とかいう以前に、なぜ髪だったのだよ?そこをまず説明してみろっつーの。
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定年就農とか徴農とか

2006-09-20 21:11:33 | 農業
今回はanhedoniaさんへトラバ。

>定年で就農した70歳の人が出てた。
>5000万円払って、0.5haの農地を取得したそうな・・・。
>私の目から見れば、インチキ占い師に感化された人が、安物の花瓶に何百万円も払っているようなもの・・・。

>で、散人センセイも噛みついてますな
>NHK:定年帰農を考えるサラリーマンは現実を分かっていない! 
>可哀想だが、まさにアホ丸出し。農村への思いこみと憧れを持つ「環境指向」のインテリ都市住民は、まさに彼ら農村利権集団の絶好の餌食となる。
>スカウト商法に引っかかって借金作っちゃう女の子と同じ。
>たいへんお気の毒だけど、騙される方も悪い。
>もちろん、騙す方が一番悪いんだけど・・・。

確かに、たかが5反分に5000万円は高い。
「農村利権集団」なるものがどのように機能しているのかはよく分からないのだが、まあ通常売買価格ではないね。
こういうのって、情報収集を丹念に行えば避けられるんじゃないのかな?それとも、どこの帰農者向け農地斡旋でも同じなのだろうか。
***
徴農についてはリンク先記事(過去にもある)を読んでもらうとして、「農業体験」を若者の教育に使おうということと、失業対策にしようというのと両方らしい。
唱える人によってどちらが主眼なのかは異なるのだろう。
ブログ主さんも「農業は人手不足ではない」と批判しているがまさにその通り。不足しているのは「自分の農地を昔と同じように耕作してくれる自分の家の働き手」なの。
(いや、だからって集落営農が無条件でイイ!とは思わないけど)
ところで、養老孟司氏が「参勤交代」を提唱しているが、彼の主張は「身体を使え。身体を意識しろ。脳の中だけで生きるな」ってことだから、まあ若者教育の視点に近い。
で、それもこれもひっくるめて思ったのが、「それで、食糧生産はできるの?」ってコト。
どうも、農業は食糧生産機能以外の部分にしか価値がない、だからそういうことで無理やり就農人口を増やそう、という風にしか見えんのだが。
そんなことしたって、農村社会は解体が加速するだけだし、なんつーか、幼稚園児のイモ掘りを今更元服年齢の少年少女にやらせてどうするの?と。
オジさんオバさん達のノスタルジーに付き合わされるだけなのではないか?と。
こういう提言は、何を解決しようとしてなされているのかサッパリわからない。
・・・仕方ない、昼行灯の名に反するが少し調べてみるか。
***
調べたがわからんかったorz。たぶん言いだしっぺは農業現場に明るくはないのだろう。
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日記風2

2006-09-17 22:15:12 | Weblog


昨晩は一階のソファで寝てしまった。妻は霊感体質なので大抵一緒に寝るようにしているのだが、昨日は案の定うなされていたらしい。反省。
今日はウォーキングをした後、ペットの世話。遅めの朝食を摂ったら、妻も私も昼寝してしまった。
夕方、口唇ヘルペスが出そうな気配。あわてて薬を飲む。これでストック切れだ。そのうち貰いに行かないと。
まあ、昼寝を決め込んだのは良かったのかも。
夕食を作り、夜のペットの世話。9時に終了。NHKスペシャルのシロナガスクジラを見ようと思ったが、気力なし。あ、ダーウィンが来たも見逃した。
自覚はないが思ったより疲れているのだろう。まあ、のんびり行こう。
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日記風

2006-09-16 11:55:40 | Weblog
いままでテーマ毎に語ってきたが、ここで日記風にしてみる。

先週は研修。新たな発見があった。しかし、今さらそんなことに気付いたの?と言われるのが悔しく、報告書はまだ仕上げていない。
今日は妻が所用で早朝から外出。ペットの世話をした後、さて何をしようか。とりあえず新聞を読む。
「麻原死刑確定」が一面。「幕張宗教学」を見たときに、オウム関連のレポートを読み、信者の心の変遷を追うのは面白そうだと思ったことを思い出した。
麻原は、妄想で自分を保とうとしているのだろう。そうだから死刑確定が是か否か等とは考えていないが、そのように思う。
高松塚古墳の壁画の劣化。白虎は確かにほとんど消えてしまった。平山郁夫氏の「73年当時の壁画は、漆喰が湿気で張り付いている様な感じだった」との言葉に驚く。ならば消えて当たり前だ。
「ニッポン人脈記」は車谷長吉氏。トンデモ本の世界SかTかでも紹介されていた。そうか、奥さんの「順子ちゃん」は詩人か。だから一緒にいられるのかな。それにしても結構高齢(60代)なのに驚き。結婚も遅かったようだし。
細胞膜の裏の写真。アクチンが網目状の骨格を作り支えている。
生きた化石「ダイアトミス科」(げっ歯類)の新種化石、岡山で発見。「ダイアトミス」って何?あとで調べよう。
「金、ナノサイズで大変身」触媒作用、ステンドグラスの赤色(金コロイド利用)。
ネット発手作りアニメ「やわらか戦車」「秘密結社鷹の爪」
民主党の消費税政策「補助金全廃で地方自主財源増加をすれば3~4兆円節約」これは是非進めてほしい。民主党の議員の質は、正直もう少し上げてほしい(今のままでは不安で政権付託するには頼りない)が、この政策はいいのでは。
今日の新聞は興味を引く記事が多い。ついでにJAFメイトも半分読む。しかし、活字情報が頭に残らなくなった。頭の中で反響して、しまいにはなくなってしまう(つまり忘れる)。せめてこうして書くことで残さないと。
そういえば、昨日の朝日新聞には(ウチは朝日を取っている)「分裂にっぽん」が掲載されていた。「景気が回復すれば企業は正社員を増やすと思ったが」(、そうはならなかった)と、規制緩和で派遣業の拡大を行った坂口力元厚相が述べている。つまり、政策は失敗だった訳ね。
首切りを楯に賃上げを拒む企業。このため雇用労賃は上がる筈が無い。前に「企業は誰にモノを売ろうというのか?」と書いたが、そもそも業績が好調なのだから、そんなこと考えるはずがないよな。でも、要は四半期の業績やその日の株価にのみこだわる経営ってどうよ?「遠めがね」の正反対。電子顕微鏡だ。
週刊ポスト、週刊現代、面白そうな記事が。しかし、自分がおっさんになっても、こういう雑誌って「おっさんぽい」と思ってしまい、読んだり買ったりしにくい。
光学迷彩 あれ、俺と年同じくらいだ。それで教授か。
おお、もう昼じゃん!シャワー浴びて二階の掃除しないと。その前に、HDレコーダに溜まったプロレス中継を一掃しよう。もう見る暇ないや。
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シゴトについて

2006-09-05 21:57:26 | ものおもい
 幸いにして、同世代の平均からすれば我が家の雇用・報酬事情はよい方だ、といえるでしょう。(「雇用されているヒト」の中では、というのと、「雇用の安定度+報酬」の合計値、という条件です。)
 しかし、わが業界も今後は雇用が流動化しそうな雲行きです・・・。
 さて、この問題で何度も引用するのですが、今回も「酔うぞの遠めがね」から。

>今の状態では「タダで働く人がいればその方がよい」とか言い出しかねない。

 経営者は実際そう思っているのでしょう。そしていまの政治体制ががそれを容認しているのは間違いない。
 私は組合活動自体は「ウザい」と思っていましたが、ここ最近の社会情勢はは賃金労働者にとってあまりにも辛すぎる。いまは、組合活動というものがもっと見直されてよいと思っています。(でも、やはり自分は積極的に参加する気にはなれませんが)
 いまの日本は「経営者」か「投資家」でないと十分な稼ぎを持てない社会を目指しているようです。いうなれば「山師の世界」。これで、正常な富の蓄積と配分ができるのでしょうか?(出来ないからこその「ホリエモン」「村上ファンド」ではなかったか、という気がしますが)
 自民党総裁候補の方が「再チャレンジ支援」等と言っていましたが、みんなを「山師」にしてどうしようというのか?ゆとり教育で学歴による過当競争を「改善」したと(いや、してないか)、今度は「稼ぎ」でより激烈な競争をさせようとしている。富める者は「宇宙旅行」ができるまでに富み、貧しい者は生活費や公租公課による負担がますます重くのしかかる。もっとはっきり言えば「生きられない」。
 前から言っていますが、企業が苛烈なリストラで業績を回復させたのであれば、税収はそこ(法人)から増やすべきでしょう。いまの政策はなぜ「無いところ(家計)から取る」ことにこだわるのか?逆に「家計から取る」のであれば、企業の収益がきちんと家計に再分配されるような施策を行うべきです。人件費が「ゼロを目指すコスト」と考えられている現状は異常です。何とかならないのでしょうか。
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