２０１３ G1 高松宮記念 回顧録

中京競馬場で春のスプリント王決定戦・高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)が行われ、道中は中団で待機していた岩田康誠騎手騎乗で単勝1.3倍の圧倒的な1番人気のロードカナロア(牡5、栗東・安田隆行厩舎)が楽な手応えのまま4コーナーを通過。直線に向いては、坂を駆け上がりながらの残り300mで前が開いて追い出されると、自慢の末脚が一気に爆発し、前半3F34秒3とマイペースの逃げに持ち込んで粘り込みを図った10番人気ハクサンムーン(牡4、栗東・西園正都厩舎)を、残り80mで外から一気に捕らえて差し切り、2着以下に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイム1分8秒1(良)は、新装中京芝1200mのレコードタイム。

◎ロードカナロアが見事、スプリントG13連勝の偉業を達成しました。やっぱり、強かったですね。中段追走から鮮やかな抜けだし。世界レベルの圧勝でした。チョット出負け気味でしたが、国内の今の相手なら、もう、負けないんじゃないのかな・・。

×ドリームバレンチノが人気に応えての2着。この馬の評価を完全に間違えました・・。純粋なスプリンターでは、この中京コースは、最後の坂で力尽きると思っていたので、6番手の評価だったのですが、完全に本格化してました・・。昨年のスプリンターズS3着は伊達じゃなかったです・・。

3着、ハクサンムーン。この激走、素晴らしかったですね。ってか、戦前の予想とは、全く逆のスプリント戦にしては、スローペースに持ち込んだのがこの激走の結果でしょう。実は、馬券を買った後に、このウマが気になって、こんな馬券を追加で買っていました。

もし、ロードカナロアが、やられるとしたら、前残りだと思って、◎○▲にこの馬を加えたbox買いをしてたんです。直線向いて、▲ダッシャーゴーゴーとロードカナロアが上がって来た時は、一瞬夢見ましたが、そんなに、上手く行かないものです・・・。

▲ダッシャーゴーゴーはやっぱり、最後は、大外枠が堪えた感じですね。この馬は、やっぱり、内でこそ。迷惑をかけながらも、内枠が買いですね・・。

同じく、○サンカルロも、中途半端な枠とこのスローペースに泣かされた感じでした。こちらが、大外枠なら、もっとスムーズに来て、捲れたかもしれません・・・。最高の仕上げだっただけに残念です。年齢も年齢ですし、今後は厳しいかもしれません。

△マジンプロスパーは、やっぱり、○×馬でしたね・・。基本この馬は１４００ｍベストなんで、このレースに向くと思っていたのですが、実際は、１２００ｍのスプリント能力が足りてないってことが分かりました・・・。今後も、G1で人気になるようなら、疑ってかからねば・・。

△ツルマルレオンは、期待した1頭でしたが、スローペースになった時点で、アウトでした・・。結局、ハクサンムーンとこの馬を天秤にかけて間違った方を買っちゃたっていう情けない結果になってしまいました・・。

と、言うことで、G1連勝とはいきませんでした・・。残念です。まだ、このコース2年目でしたが、なんとなく、傾向が見えてきたので来年のために、傾向と対策をかいておきます。

・阪神１２００～１４００ｍで好走した馬は買い。（阪神C、阪急杯好走馬はチェック）

・スプリンターズSとのリンクがより密になったと思われるので、好走馬はチェック。3着以内の馬券になった馬で、スプリント重賞勝ちで１４００ｍ以上での勝ち鞍のある馬は、要チェック。

・重賞実績が重要。オープン以下のレースからの参戦で、６着以下の馬は消し。

・意外にも、京都１２００ｍの重賞勝ち馬がこのレースと相性がいいみたい。坂のあるコースで重賞勝ち（G1なら3着までなら）の実績がある馬で、近走で、京都１２００ｍ重賞好走馬は、買い。

・圧倒的に外枠有利。６，７，８枠はプラス評価。逆に内枠はかなり割引が必要。

・恐らく、内枠に速い馬が入って、逃げればハイペースにあって、差し有利（とは言え、追い込みは効かなくて、最低でも、12番手までからの差し馬）。逆に外に入ってスローペースになったら、前残りまであるかも・・。

コレで来年は、バッチリか？