阪神競馬場で行われた第64回宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)は、道中後方2番手から大外を回って追い込んだC.ルメール騎手騎乗の1番人気イクイノックス(牡4、美浦・木村哲也厩舎)が、最後方から直線で挟まれながらもしぶとく伸びた10番人気スルーセブンシーズ(牝5、美浦・尾関知人厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分11秒2(良)。
◎イクイノックスが世界ランク1位の実績を見せつけての勝利。G1、4連勝で宝塚記念を制しました。スタートして、好位からの競馬を選択するかと思いきや、ルメール騎手が位置が取れなかったということで、後ろからの競馬に。正直、TVで見ていて、これは、大波乱もあるか?!と思ってみていたのですが、大外をぶん回しての勝利。格が違い過ぎました・・。
この日の芝のレースは。内枠・前残りのレースが続いていたので、当然、そこを選択すると思っていたのですが、騎乗していた騎手さんたちはそうでもなかったみたいですね。やはり、8週目で内が荒れていて外の芝の方がコンディションは良かったってことですね。レベルの低い新馬や、条件戦を戦っている馬たちは、やはり、先行した内枠馬が残っていたのですが、G1レベルのになるとそういった小手先の競馬をしていたら強い馬に通用しないってことですね。
朝、サンスポを読んでいたのですが、元ジョッキーの福永騎手がこの時期の阪神コースについて書いてあったのですが、まさにそこに書いていた通りでした。元ジョッキーの言葉には説得力がありましたわ・・。ここ2年は、京都競馬場の改修の影響で第4週目のレースということでまだ、芝が良かったので前にいる馬に有利で速い時計での決着になっていましたが、本来の時期の開催になったら差しも届きますね。まぁ、このレース自体、16頭以上の多頭数になると差しが決まるレースではあると虎の巻にも書いてあったのですが、まさにその通りの結果です。
それにしてもイクイノックスの強さは、素晴らしいですね。キタサンブラック産駒だけにまだ成長する可能性もあるし、秋以降が楽しみです。おそらく、ジャパンカップが最大の目標になると思いますが、まぁ、ただ貰いでしょうね。トリッキーな阪神よりも、得意の東京コースですから。
この先どこまで、G1の連勝を続けることができるのか?!今後も楽しみです。
2着に10番人気のスルーセブンシーズ。これは、買えなかったですね・・。データ的に、G1未連対馬、牡馬混合の重賞での連対歴のない馬が馬券になったことはなかったですから・・。ただ、この馬、調教はメチャメチャ良く見えてました。自分の中では2番手評価でした。まぁ、3番目がアスクビクターモアだったので、調教を見る目はあるのかないのかわかりませんが・・。
グランプリ男、池添騎手の手綱さばきも素晴らしかったですが、この馬におあつらえ向きの展開になったことも良かったですね。あと、過去、牝馬で馬券になった馬は、母系に「フレンチデュピティ」の血を持つ馬が多いです。しかも、サンデー系種牡馬との相性も抜群。来年からは要チェックです。牡馬は、この米国型のフレンチデュピティを母系に持っている馬はこのレースとの相性は良くないのですが、牝馬となると適性が合うみたいです。牡馬と牝馬で適性が違う血統になるのは面白いですね・・。この馬は、父ドリームジャーニーで、ステイ系ですから、元々、阪神内回りには強い血統だったわけですが、ほかに買いたい馬が多くてここまで印が回りませんでした。
3着に〇ジャスティンパレス。予想通り、ディープ牡馬なら母系に欧州ノーザン血統で正解でした。まぁ、この馬自体、4歳になってかなり強くなってます。母系が欧州型のディープ牡馬は4歳から強くなる馬が多いのでその成長曲線に乗ったって感じでしょうね。距離は合った方がよさそうだし、ジャパンカップもイクイノックスとの一騎打ちかもしれませんね。
期待した▲ダノンザキッドは、騎手のコメントによると、やはり、距離か・・。内枠で持つかと思いましたが、マイルから2000mまでみたいですね。△ボッケリーニも頑張りましたがやはり7歳馬には厳しかったか・・。ローテも中2週ってのも高齢馬には堪えたかな・・。×アスクビクターモアですが、おそらく予想に書いた通り一旦、不調になったディープ牡馬の復活は、休養しないとダメでしょうね・・。このまま、燃え尽き症候群の可能性もありますし、馬券的にはもうちょっと手を出しづらいかも。☆ブレークアップはデータで残ったので買いましたが、相性の悪い川田だったし、これなら、調教の動きを買ってスルーセブンシーズを買っておけば良かったなぁ・・。
ということで、春の最終戦は大惨敗という結果・・。秋まで放牧です・・。春は、何レースかは的中しましたが、ガミリばかりで大幅にマイナスです・・。秋での巻き返しできるよう、夏にさらに精進します。
最後に、来年の宝塚記念は的中できるように「虎の巻」を改訂しておきます。
・1番人気は強い。ファン投票も1番人気で、年内に勝ち鞍がある馬なら、買っておくべき。
・連対馬は、重賞勝ちあり。馬券対象馬は、2000m以上のレースでの勝ちクラは必須。とくに、重賞未勝利馬なら、2200mの勝ち鞍は必須。
・札幌、中山、阪神、東京、京都の以上のG2以上の2000m(札幌記念、皐月賞、大阪杯、鳴尾記念、秋華賞)、非根幹距離阪神、中山2500m(有馬記念)、京都の2200(京都記念、エリザベス女王杯)、阪神2200m(宝塚記念)で馬券になった馬を狙う。
・真逆の適正だが、東京、京都、阪神2400mのG2以上のレースで、馬券になった馬が馬券になる。(特に東京2400mのG1馬は強い)
・日本馬で7歳以上で年内、勝ちクラのない馬は消し。逆に7歳でも年内にG2以上の勝ちクラがあれば買い。
・6歳以上の馬は、リピーター以外なら、前年8月以降に「2000~2500mのGI かGII」で連対経験があった馬のみ。
・4歳馬は、「G1馬」か「2000m以上のG2勝ちのある馬」のみ。
・凱旋門賞向き(ヨーロッパ血統、特にノーザン系(サドラーズ、ヌレイエフの血を持った馬)の血が強い。サンデー系ならスタミナ型のステイゴールド系、スペシャルウィーク、マンハッタンカフェ、ハーツクライ、非サンデーなら、キンカメ系(ルーラーシップ)とか。母父トニービンやサドラーズウェルズ、ダンチヒ、ミスプロ系の血を持つ馬も要チェック。牝馬は、父サンデー系×フレンチデュピティの血を持つ血統馬はかなり相性がいい。
・トニービンの血の血を持つ馬に注目。ハーツ、ドゥラメンテ、ルーラーシップも要チェック。
・ローテは、天皇賞・春、大阪杯、鳴尾記念、目黒記念、ヴィクトリアマイルから。連対馬なら、ヴィクトリアマイルは3着以内、鳴尾記念は勝ち馬か、57kgを背負って、掲示板の馬のみ。それ以外のローテなら、海外レースからなら、3着以内、G2レース連対馬、G3以下のレースなら勝ち馬のみ。
・ディープ牡馬で、2200mのレースか、阪神2000mで勝ち鞍のない馬は消し
・G1馬以外で3か月以上の休み明けは消し。
・牝馬は重賞勝ちは必須。サンデー系の牝馬で、2000m以上のG1勝ちのある馬は、買っておいて損はない。
・香港馬で2000mのG1勝ちのある馬で、レイティングが高い馬は買い。
・海外からの帰国初戦は、調教がしっかりした馬。その海外レースで馬券対象になった馬のみ。同じレースに出走なら、最先着馬のみ。着外馬は消し。
・先行馬有利。直線が短いので粘り込める馬は有利。ロングスパート出来る馬も有利。
・非根幹距離なので、リピーターに注意(エリザベス女王杯、宝塚記念、有馬記念など)
・当日の馬場の傾向を重視。前残りか差し向きの馬場をしっかり判断すること。(これ重要)
・少頭数のレースはやはり、前有利。15頭以上の多頭数のレースは差し追い込みが有利なことが多い。
・基本、この時期の阪神コースはやはり内枠が荒れて、外差しの馬場になりやすい。ただ、前述のように少頭数なら内枠・前有利。多頭数ならペースが速くなり、差し・追い込みでも届くが近2走で上り最速で勝っているような馬のみ。
・差し・追い込みなら、坂のあるコースのレースの上がり最速率の高い馬を買う。(特に阪神内回りや中山で)
これで、来年も、バッチリか?!
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