２０２３ G1 宝塚記念 予想！

G1春競馬、最終戦、「宝塚記念」

今年は、思っていたより小ぶりなメンバー構成になってしまった宝塚記念。頭数は17頭ですが、G1馬は、8頭と恰好はついていますが、実際は、「イクイノックス1強」というオッズが示す通りのレースになると思ってます。

例のごとく、「虎の巻」で絞ったところ、残ったのは、「イクイノックス、ボッケリーニ、ジャスティンパレス、ブレークアップ」の4頭のみ。まずは、この4頭は買いです。

あと、2頭ほど、買い目に入れたいので、残りの馬を吟味です。

買えない馬は、「ライラック、カラテ、プラダリア、ユニコーンライオン、モズベッロ」まぁ、この辺りは、人気も実績でも買えません。

次に、「スルーセブンシーズ、ドゥラエレーデ」前者は、牝馬でG1未勝利かつ、牡馬混合重賞未勝利、後者は、3歳G1馬ですが、このレースは、3歳馬には流石に家賃が高いです。

そして「ヴェラアズール、ジオグリフ」前者は、JC勝ちも、その後、2桁が続き、昨秋の勢いは感じられず。パワー型も直線の長いコース向きで芝の２４００ｍ以下のレース未出走なのもマイナス。後者は、昨年の皐月賞以来勝ち星なし。ドレフォン産駒の特徴はわかりませんが、やはり、ダート向きの血統で、早熟の可能性もあり、ここでは買えません。

残り、4頭。「ダノンザキッド、ディープボンド、ジェラルディーナ、アスクビクターモア」

人気上位の馬たちですが、ここから消すのは、「ジェラルディーナ、ディープボンド」の2頭です。

ジェラルディーナですが、宝塚記念で相性のいい牝馬、コース適正も申し分ありません。対牡馬でもG2のオールカマー勝ち、有馬記念3着と実績もあるのですが、このレース、良馬場では、追い込み馬ってなかなか馬券になりません。しかも、この馬は時計の掛かる馬場での実績が高く、良馬場で相手の牡馬相手の速い時計での勝負になると、その末脚をもってしても間に合わないと判断しました。人気でもありますし、騎手も天才・武豊騎手ですが、この馬には追える騎手の方があってると思います。それに、この馬、陣営がここ勝負だと思っていたら、騎乗馬がなかった川田騎手が乗りそうなもの。おそらく、イクイノックスには勝てないだろうし、秋、C・デムーロ騎手が来るまでのつなぎ騎乗での選択とみて、勝負度が低いと判断し消しという結論です。

2頭目、ディープボンドですが、昨年の4着馬。デアリングタクトとは鼻差。間違いなく昨年よりは、厳しいペースにはならないはずで最後の一粘りは効きそうですが、この馬、3歳時の京都新聞杯以来、２５００ｍ以下のレースでは、馬券になっていない点が引っ掛かります・・。6歳以上で、前年の２０００～２５００ｍのＧ２以上のレースでの連対経験もありません。スタミナより、スピードが必要なレースになりがちで２０００ｍ以下での重賞実績がある馬が馬券になるレースでもあるので、昨年より一つ年を取り、２２００ｍ得意のキズナ産駒とは言え、厳しいと判断して消しです。

で、残った2頭、「ダノンザキッド、アスクビクターモア」の2頭を加えた6頭で勝負です。

ダノンの方は、血統的にトニービンの血を持つこと、G1大阪杯、香港２０００ｍでの実績。内枠、先行できる脚質に鞍上との相性、すべての面でプラス評価ですが、前走、海外での負けでケチがついてデータ上では消した馬でした。6回の着外は海外と関東圏での競馬のみ。正直、大阪杯より２００ｍ長いこのレースは適正的には厳しいですが、阪神の内弁慶ぶりを発揮すれば馬券内はあるかと思い残しました。

アスクビクターモアですが、この馬も、このレースに合いそうな脚質と実績ですが、この馬は、「ディープ牡馬」なんですよね・・。このレース、「ディープ産駒」自体は、過去10年でも8頭が馬券になっていて相性がいいように見えますが、その馬券になった馬はほとんど、「牝馬」なんですよね・・。唯一、牡馬で馬券になったのは「ダノンバラード」というG1未勝利馬だけです。いわば、「ディープ産駒っぽくない牡馬」しか馬券になっていません。今年、出走しているディープ産駒は「プラダリア、ジャスティンパレス、アスクビクターモア」と3頭いますが、どの馬も戦績はいかにもディープ産駒的な馬ばかりです・・。

なので、今回出走のディープ産駒はこのレースの適性とは合っていないし、血統的にも向かないと判断できるのですが、（牝馬ならプラダリアの配合は面白かったんですが・・）、母系が欧州型なら何とかなるかなぁ・・。

アスクは、母系はレッドゴット系でクロノジェネシスと同じですし、ジャスティンパレスはヌレイエフ。こちらは、このレースに向く欧州ノーザン血統です。近年、人気で負けたアルアインやマカヒキ、サトノダイヤモンドは、母系が米国型でしたからね。タフなレースになるであろうこのレース、過去１０年で母系が欧州系の馬はあまりいませんでした。タッチングスピーチとサトノノブレスくらいでした。ともに10番人気以下。ならば、実績上位のこのディープ産駒2頭なら何とかなるかもしれません。

ということで、「ダノンザキッド、ボッケリーニ、イクイノックス、ジャスティンパレス、アスクビクターモア、ブレークアップ」の6頭で勝負です。

印はこんな感じ。

◎５イクイノックス

○９ジャスティンパレス

▲３ダノンザキッド

△４ボッケリーニ

×１２アスクビクターモア

☆１４ブレークアップ

です。

６番手ブレークアップ・・このレース、川田騎手がノーザンF系ではないこの馬に騎乗していることが最大のキーポイント。人気どころの馬（ジェラルディーナや、ジャスティンパレス）に乗れたはずなのにこの馬に乗ってる時点で、イクイノックスの勝利をノーザンFは期待しているということだろう。データ的に残った馬ではあるが、前に行っても差されそうだし、中団からでもさらにキレる馬にやられそう。血統的には欧州型で合いそうだが、あとは鞍上の腕に期待というところか。

５番手アスクビクターモア・・正直、クラシックを勝つようなディープ産駒の牡馬にはこのレースは向いていないはず。ただ、ディープ産駒にしてはキレで勝負するタイプではないこの馬は適性があるかも・・。母系は欧州型で、先行できる脚質は魅力も、ここ２戦本来の競馬ができていない点は気がかり。調教は良かったし、昨年のタイトルホルダーのような競馬でもすれば、勝ち切れるかも。

４番手ボッケリーニ・・７歳馬にとってこのレースは厳しいことはわかっているが、その７歳にして２０００ｍの重賞勝ちした前走。血統もこのレース向きで兄はこのレース勝ち馬のラブリーデイ。内枠を利して前で運べれば、手の内に入れている鞍上の手綱さばき次第では馬券内に残りそう。

３番手ダノンザキッド・・関西圏では馬券外なし。２走前の大阪杯のようなレースが出来れば、適性より長いこの距離もこなせそう。内枠も引けたし相性のいい鞍上との再タッグは心強い。このレースの好相性のトニービンの血を持つ血統も魅力で、人気以上の結果を期待。

２番手ジャスティンパレス・・アスクビクターモアの項でも書いてますが、牡馬ディープはこのレースとの相性はあまり良くないですが、阪神２０００ｍ、非根幹距離の２２００ｍの勝ち鞍もあり、過去のディープ牡馬の中でも適性的には上位の可能性も。ただ、明らかに前走よりも鞍上は弱化している点は引っかかるが、この馬も関西圏では馬券外を外してない点は評価。

本命はイクイノックス・・世界１位のレーティングをひっさげての凱旋レース。ここは負けられない一戦ではあるが、初阪神、非根幹距離、有馬記念を勝ったとはいえ、右回りは、この馬のベストパフォーマンスを出せる東京コースより紛れがあるはずで、スタートで後手を踏んだ時は大荒れの可能性もあるかも。

鞍上ルメール騎手がそんなヘマは踏まないとは思うので、信頼しての本命です。G１・４連勝期待してます。

◎○▲△の馬連、◎○▲△×の３連複ボックス、◎⇒○▲△×☆の３連複、購入時「80倍」のみ抑えます。

春競馬、締めくくりは的中できたらいいなぁ・・。