やって参りました!今年の3歳馬の頂点を決める「日本ダービー」です。先週のオークスは、無敗での2冠達成に挑んだソダシでしたが、残念ながら2冠達成とはいきませんでした。今週も、無敗での2冠達成を目指して、エアフォーリアが登場します。
昨年はコントレイルが、見事、無敗での2冠達成。その後、無敗で3冠達成となりましたが、今年もエアフォーリアが、無敗での2冠達成に挑みます。大注目の1戦となります。
早速、例年通り、「虎の巻」により買い目を絞っていきます。ここ数年使ってる「消しデータ」はいいテンプレになっているので、今年もそれを使って予想していきます。(データで重複する馬は一度名前が出たら以後、割愛していきます。)
まずは、「日本ダービー」の「格」というものが一番出る「戦績」から。
「1勝馬」、1勝馬で馬券に絡んだのは、過去16年間も出ていません。もう、1勝馬は、「消し」でもいいと思いますが、唯一、3着になった馬が、「G1.2着」のあった「シックスセンス」そのシックスセンスも2000mの重賞で連対はしているわけで、「2000m以上の重賞で連対かつG1で連対経験のある馬のみ」ということで、消えるのは⇒タイムトゥヘヴン。
「重賞未連対馬」は「消し」です。過去、10年以上にわたりこの条件は継続しております。消えるのは⇒アドマイヤハダル、ディープモンスター、バジオウ。
続いて臨戦過程から絞っていきます。
皐月賞直行組は、「1~3着馬(1800m以上で連対馬のみ)」さらに「皐月賞出走で掲示板以下からの巻き返すには、前走で重賞連対必至。」が条件です。
「皐月賞で6番人気以下から3着以内に入った馬で、勝ち馬以外でダービーで馬券になるには、1800m以上の重賞勝ちのある馬のみ。」消える馬は⇒ステラヴェローチェ。
さらに、精査してみると、「皐月賞を6着以下から、巻き返した馬は、皐月賞で、4番人気以内の馬のみ」ということも追記しておきます。⇒グラティアス、ラーゴムが消し。
次に、トライアル組。トライアル組は「青葉賞連対馬」と「京都新聞杯連対馬」のみ。可能性として「青葉賞」は、馬券対象外からも過去馬券に絡んだことはあるのですがその場合、「3勝馬で、1,800m以上の重賞勝ち鞍があること」。さらに、「青葉賞勝ち馬以外、連対したとしても、それ以前の重賞に未出走」なら、「消し」です。消えるのは⇒該当馬なし。
「京都新聞杯組」は1昨年、2着馬だった、「ロジャーバローズ」が走ったことで、データが覆されましたが、過去10年で、この「京都新聞杯」からダービーで馬券になった馬は、「4頭」。すべて「ディープ産駒」なんですよね・・。
さらに調べてみたら、京都新聞杯で馬券になったディープ産駒は、「6頭」そのうち、2回は、「ディープ産駒のワンツー」でした。そして、その2回とも、先着した馬が、本番で馬券になっていました。と、いうことで、「買えるのは、京都新聞杯で、最先着したディープ産駒のみ」でいいのかと。
しかも、本番のダービーで「1枠1番」という馬が「3頭」も。例外は「トーセンホマレボシ」なんですが、この馬は、京都新聞杯で「2番手で先行」して、ダービーでも外枠からですが、「2番手」から先行しています。昨年のロジャーバローズ、トーセンホマレボシも2番手からの競馬でしたし、「先行できるディープ産駒」か「最内枠を引いた」時に、馬券になるんだと思われます。
ただ、今年は、「京都2200m」ではなく「中京2200m」で京都新聞杯は行われました。これをどうみるか?京都2200mは東京2400mの直結コースだとすると、今年行われたコースは当てにならないということになります。ただ、ローテ的には同じだし、左回りだし、勝ち馬はとりあえず評価しておきます。
これで、消えるのは⇒該当馬なし。
もう一つのトライアル、「プリンシパルS」組は、「2000m以上の重賞連対か、マイル以上の重賞勝ちのある1番人気で連対した馬のみ」。消えるのは⇒(バジオウ)
そしてNHKマイル組。ここ数年は馬券絡みしてないですが、NHKマイルC組は、「勝ち馬を含めて、1800m以上の重賞勝ちか、2000m以上のレースで勝ち鞍のある馬のみ。皐月賞からの転戦なら、リフレッシュ度が重要で、調教が前走以上のパフォーマンスなら、買い。」とのこと。ここで消えるのが⇒バスラットレオン、(タイムトゥヘヴン)。
とりあえず、トライアルからの参戦馬を吟味したのですが、さらに調べてみると、過去、「皐月賞⇒トライアル(NHKマイル)⇒日本ダービー」というローテーションから馬券になった馬は、過去、10年ではいないのですが、遡って15年前までには、「アントニオバローズ」、「アサクサキングス」、「ブラックシェル」、その前の年に「ハーツクライ」がいました。前の2頭の共通点は、「重賞勝ちを含む3勝以上馬で、ダービーが年明け4戦目」というもので、ハーツクライは年明けデビューでしたが、3勝していました。
「ブラックシェル」は、「NHKマイルCで2着」で、皐月賞でも2番人気に支持されていたくらいに実力もあった馬。
正直、このローテーションは、押せ押せの間隔の詰まったもので、実績はおろか、いかにリフレッシュしているかが問題だと思われます。
消えるのは⇒。該当馬なし。
そして、「ローテーション」から。「皐月賞より前からのローテーションからくる馬は消し」というものです。過去、サトノアーサー、ダノンプレミアム、ブラストワンピースといった有力馬ですら、このローテーションからは馬券になることはできませんでした。昨年も、「ワーケア」がこのローテで参戦。3番人気でしたが、結果は、「8着」。やはり、厳しいかと。
今年は、このパターンから、「毎日杯組」が参戦します。レコード決着で、レベルが高そうですが、この週は、桜花賞が行われていた週で、時計が速かったですからね・・。ソダシが距離で負けたとは言え、あの速い時計で走ったダメージがなかったかと言われると、今さらですが、勝ち負けした馬たちは相当な疲労があったのではないかと思うんです。
オークスでは、非桜花賞組だった、ユーバレーベンが勝ち、3着馬も、条件馬。2着のアカイトリノムスメは、関東馬で、輸送がなかったことで、調整はしやすかったのかもしれません。
若駒にとってはやはり、2400mはキツイ距離でもあるし、そのあたりは気にはなります。
ということで、「毎日杯組」は、「消し」です。⇒「グレートマジシャン、シャフリヤール」
さらに、「枠」 過去10年のデータから、「7,8枠で馬券になるのは、2000m以上のG1,G2の重賞連対馬のみ」というものを加えます。オークスは、「Bコース」で行われますが、日本ダービーは、さらに外に仮柵が設けられる、「Cコース」になります。7,8枠の馬番は、不利ですからね。これで消えるのは、⇒サトノレイナス。
で、残ったのが、「エフフォーリア、ヴィクティファルス、レッドジェネシス、ヨーホーレイク、ワンダフルタウン、タイトルホルダー」の6頭。
データ的には、この6頭なのですが、さらに、もう1頭、「買い」ます。それは、「グラティアス」です。
この馬、皐月賞で、7番人気6着に敗れているのでデータ的には消しです。データを無視して買ってしまうと全馬買いにはなってしまいますが、この馬は、他馬に比べてあらゆる面で上澄みがあると思ってます。
まず、不利なぶっつけでの皐月賞組であること。もう、皐月賞はたたき台と割り切っていた可能性もあります。そこで、当時、不利だった外枠で、さらに4角で、これからという時にヨーホーレイクから玉突き状態で思いっきり外に振られる不利を受けながら、しぶとく伸びて6着です。そのぶつけたヨーホーレイクが上り最速で5着ですから、不利さえなければ、もっと上の着順だった可能性は大いにあります。あと、2戦目の京成杯も強い競馬でした。叩き2走目で、輸送もない関東馬。枠も、内目を引けましたし、東京コースでの勝ち鞍もあります。鞍上は昨年のオークス勝ちの松山騎手なら、何とかなりそうです。データ的にも、レースぶりも昨年のヴェルトライゼンテを彷彿させる1頭です。
ということでこの7頭で勝負です。
今年は、ダービーの馬券パターンとなる、「皐月賞の馬券に絡みながら、フロック視され、ダービーでも、伏兵扱いをされ、穴をあけるタイプ。もう一つは、皐月賞で6着以下になった馬の巻き返し」というデータがあるのですが今回、これに当てはまるのが、「タイトルホルダー、ヴィクティファルス、グラティアス」この3頭は「買い」です。
ということで、今年は、7頭。
「エフフォーリア、ヴィクティファルス、レッドジェネシス、グラティアス、ヨーホーレイク、ワンダフルタウン、タイトルホルダー」で勝負です。
とりあえず、個人的な印は、こんな感じ。
◎1エフフォーリア
○14タイトルホルダー
▲8ヨーホーレイク
△12ワンダフルタウン
×7グラティアス
☆4レッドジェネシス
☆2ヴィクティファルス
です。
◎エフフォーリア。共同通信杯の走りをみて明らからに東京向きの大きなストライドで、条件的に向いていないと思っていた皐月賞を圧勝。正直、皐月賞組との勝負付けは済んでいると思ってます。2冠は濃厚だと思いますが、後は鞍上の横山武史騎手が平常心で乗れるかどうか?!2年連続で無敗の2冠馬誕生を期待します。
○タイトルホルダー。日本ダービーの馬券パターンでの「皐月賞で馬券に絡みながら、フロック視され伏兵扱いの馬」に当てはまるのがこの馬。走っても走っても人気にならない馬っています。展開も向きそうだし、オークスほど、瞬発力勝負にならないのが、ダービー。前が有利なはずで、血統的にもスタミナ、スピードも兼ね備えています。ここも馬券内に走りそうです。
▲ヨーホーレイク。皐月賞は強引なレースでしたが、上り最速で、ダービー出走権を奪取。全レースで上り最速を出している点は評価できます。その多くが内回りコースで、直線の長い東京コースなら思う存分にその速い上りを繰り出せるはず。まさに怪我の功名と言えば失礼ですが、鞍上も強化されたし、皐月賞以上の結果が期待できます。血統的にもディープ×フレンチデュピティですし、マカヒキをダービー馬にした川田騎手なら一発もあるはず。
△ワンダフルタウン。毎年、そこそこ人気になる青葉賞勝ち馬。大抵、皐月賞馬が強くないときに人気になります。今年は皐月賞馬が強いからそこまで人気になっていませんが、逆に、勝負付けが終わっている皐月賞組より魅力を感じて思った以上に評価されてる感じです。
この馬を評価したのは、鞍上との相性。和田騎手は最近は、ベテランらしい好騎乗が多いですし、このコンビで重賞2勝している点も高評価。血統的にも東京コースに向いてるルーラーシップ産駒だし、2400mを経験してる点はアドバンテージがあります。その青葉賞も、長期休養明けで、レース中、落鉄もしてたらしいので、着差以上の強さだと思います。調教も動いていたし2走ボケもないとみました。
この4頭が調教も良く見えた馬たちだったので上位評価です。
×グラティアス。前述ですが、皐月賞からの好転があるとしたらこの馬。枠、鞍上、状態面を含め皐月賞よりも上澄みがあると思います。血統的にもレシステンシアの下ですし、G1で勝ち負けできる素質はあるはず。昨年のヴェルトライゼンテとイメージが被ります。
☆レッドジェネシス。ディープ産駒で京都新聞杯勝ち1枠1番ならもっと上の評価をしたかなぁ。ただ、この馬前に行ける脚はなさそう。3走前に東京コースで前に行ったら案外だったこともあってか、それ以来、捲る競馬で結果をだしてるしね。ただ、息子をアシストするべく典さんが盾になってくれる可能性もあるし、お終いの脚はしっかりしてるので、溜めて溜めて内差しすれば、あわよくば親子丼もあるかも!?
☆ヴィクティファルス。こちらは、池添兄弟でのダービー制覇に期待したいのですが、データで残った馬の中では、そこまで強調する要素がなかったので、7番手。共同通信杯ではエアフォーリアの2着と結果をだしていますしスプリングSの勝ち馬。字面はいいですが、皐月賞のレースぶりからキレる脚がないのに前に行けないのは厳しいかと。やはり、時計のかかるスタミナ色の強いレースが血統的にもむいてそうです。
おそらく明日は、パンパンの良馬場だと思うので、実力通りに決まるかと。2.23秒台の決着になりそう。そうなるとやはり、前目にいる馬が有利。なので、レッドジェネシス、ヴィクティファルスの2頭は、それぞれエフフォーリアとの2頭軸の万馬券のみ抑えます。
後は、いつも通り、◎○▲△の馬連、◎○▲△×の3連複ボックス、◎1頭軸の3連複を強弱をつけて買います。
エフフォーリアの2冠達成を期待!
二冠は硬いです。
皐月賞を圧勝するとはおもわなかった自分がはずかしいです。
三連単一着固定
01
040506141516
0405061013141516
青葉賞評価しなかったんではずれるかな?-W
自信はないですが、二冠達成は、自信あります。
エフフォーリア、先週のソダシとは違って血統的にも距離延長を気にすることもないですし、枠も1枠を引き当てる強運。「運のいい馬が勝つ」と言われるダービー馬の資格は十分ありです。
バジオウ買われてますね~。いや~少し気になった1頭です。あまりに人気がないのですが、前であれ、あれ~なんか残ってる!ってなりそうなのがバジオウような気がして怖いです・・。
正直、データでは消えてますが、毎日杯組は怖いですよね。
この2頭は秋にはマイル~2000mあたりで重賞でいい勝負してそうです。来年あたりはG1の常連になってる可能性のある馬だとは思います。
個人的には、今回は、来てもらいたくないんですが・・。
とは言え、自分も、エフフォーリアの2冠達成を応援してダービー観戦したいと思います。
相手は何が来てもおかしくないけどステラヴェローチェ一点でいってみる。
レベルの高い共同通信組で朝日杯でスピードの裏付けもある。
あとはダービー続けて『ヴェ』が来てるから。
確かに、2着以降は団子かもしれないよね。先週のソダシは、距離不安があったけど、エフフォーリアに関しては、その点では心配はないし、まさに「テン良し、中良し、終い良し」の弱点のない馬だと思ってる。3着は外さないだろうけどね。
ステラヴェローチェ、虎の巻の皐月賞でフロック視されて伏兵扱いされてる馬の部類に入るので、押さえてみようかともおもったんだけど、バゴ産駒は、やっぱ晩成なんじゃないかと。この馬自体は、2歳戦から結果はだしてるけど。あと、やっぱり時計のかかる力のいる馬場の方が良さそうに思えるんだよね・・。
時計の速い決着になりそうだけど、毎日杯組を切ってるし、この馬も来たらしゃーないとあきらめます。