生誕150年、没後80年、かつ横浜美術館開館50周年記念と色々記念しての本展。
前回のぐるっとパスで三渓園に40年振り位に訪問、
改めて三渓さんの足跡を確認したところだったのですが…
横浜美術館への訪問は…
いけねえ、前週あまりの暑さに日和って、折角の国宝「孔雀明王像」を見損ないましたが、トーハク収蔵ですからまた機会はある、ということで…
気を取り直しての後期訪問。
コレクター、茶人、アーティスト、パトロンという切り口で三渓さんが集めた品々が紹介されるのですが、
本人も一堂に会して観ることが出来なかった旧蔵の数々、は本当ですね。
関東大震災後は一転地元横浜の復興に尽力した、は知るところですが、
それらの展示品は他の美術館などの所蔵になっている。
勿論多くは足立美術館とか大和文華館、大阪の実業家や近鉄創設の美術館に移行しており、彼らに引き継がれた、ということでしょうが、
スコープを絞っての三溪さんのコレクションは続いた、とも展示内にあり、その辺の経緯をもっと知りたかったですね。
その中から気になった作品をご紹介。
まずはピカソ、2枚目はクラーナハのオマージュ、
この日、何時もシュルレアリスムの作品が置かれる円形スペースは、その場で製作された、という日本人の方のそれに使われており、
その代わり、でもないのであほうが、こんな感じでダリその他のシュルレアリスム作品を平面で並べた展示が秀逸でした。
マン・レイのオブジェに、
横浜らしく宮川香山の焼き物にて〆とさせていただきます。
さて、今回の入場料は失念ながら、ぐるっとパスで100円割引となって、ぐるっとパス効果は計4,060円となりました。