さて、何時も余り知られていない(tokyoboy的には)、でも興味深い作家を取り上げてくれる練馬区美術館。
でもねえ、今回の企画展HPを見て、”あれ、何処かで見た”と思いました。
で、調べると、2011年年初に近代美術館「日本画の前衛」パンフでもメインの作品として船田さんの正に今回と同じ作品を選んでいます。
その時、tokyoboyは彼の作品を”琳派の作品を見るみたい”と評していますが、今回その見方があながち外れてもいないことを知りました
油絵を学ぶため上京したものの琳派の作品を見て速水御舟に弟子入り。
そして、彼の死後、小林古径さんに師事、とありましたから、まあ骨格は超伝統的日本画。
そして、岩橋英遠さんや原爆の絵で有名な丸木位里さん達とシュールレアリズムや抽象主義を日本画に取り入れる活動を行ったそうです。
ふむ、中村橋に行こう! ということで、暑い中を到着です。
こうやって見ると、空は秋空ですけどねえ…
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彼の作品を時系列的に見られる展示形式。
前半は彼が師事した画家と彼の作品との間で、何らかの関係が認めらるものを交互に並べていました。
御舟、古径さんの作品としては小振りなそれでしたが、成程と思いつつ進んで行って、恐らく今回の目玉であろう作品群となりました。
個人的にはこの時代が好きです:表題「花の夕」、「大王松」、「紅葉」といったラインナップが素晴らしかったです。
そこから「歴程」の仲間たちとの作品が交互に出るようになって、そうなると岩橋さんや丸木さん達の作品に結構眼が行ったりする
その後の水墨画は未だ見所ありでしたが、晩年の「枝垂れ桜」に代表されるもの凄く時間と手間を掛けた線集中の作品群はちょっと食傷、と言わざるを得なかったかな。
ということで、今回も楽しんだこちら。入場料500円が無料となって、ぐるっとパス効果は計8,150円となりました。
出先の富山で2時間ほどフリータイムが
で、ホテルのパンフを見てお邪魔しようと決めたのがこちら。
で、到着後、この時の企画展を見ると
何処かで見た名前と作品…
聞くと、ちょっと前まで松濤美術館で開催された巡回展だとか
渋谷駅のポスターで見ていたのでしょう
それは、このお庭含めた美術館そのものも展示、ということ。
以前は神通川に面した湿地帯だったそうです。
その結果的には”松濤の敵を富山で”という不思議な結果となった田渕さんの作品は凄かったですね
どんどん同時代に向かって日本画家の方々のテクニックが上がってきている、という個人的感想は本ブログでも良く述べているところですが、若干の抽象性と抜群の構成力、色彩感覚を以って、路辺の雑草まで完全に芸術作品に”昇華”させていました。
一部に効果的に色を配したり、思いっ切り水墨で主題に迫ったり…
あ、後、常設所蔵品展でも加山又造、横山操、高山辰夫といった最近の個人的お気に入り作家の作品が並び、宜しかったですねえ
年3回程度展示替えをするそうですから、それも楽しみ(って何時行くの?)です。
現在のエクスサイズとか実家訪問などの週末ルーティンを考えると日曜午後、上野の山に来るのは難しいのですが、そのチャンスがあればお邪魔したいのがこちらの日曜コンサート。
第5日曜がある月の特別コンサートも素敵なのですが、30分、ちょっとだけ普段と違う時間に浸れる日曜コンサートも捨て難い魅力があります。
どちらかと言うと、チェンバロの回が好きなんですが、今日はパイプオルガンなんですねえ…
そして、曲目に何時も?のバッハやヘンデルがありません
比較的明るい曲調、最後にはジブリのお馴染み2曲も入って、未だ拙さはありありでしたが、逆にフレッシュな感じが宜しかったか、と…
それにしてもアシスタントの方が気になったな…
というこちらの入場料は300円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計7,050円となりました。
地味な定点観測点ですが、代々木上原~東北沢間にあるトンネルなう。
2枚目は左側にあるアパートの駐車場なんですが、ちょっと前までは住民使えず、工事車両が溢れていました…
どうやら、代々木上原から東北沢に向かって、どう地下に潜って行くか、見えてきましたねえ…
tokyoboyの住まいは東北沢駅周辺となるようで、駅前をどう仕上げるか、というヒアリングのお誘いが来ましたが、そこから読み取れるのは、このトンネルを過ぎて地下に潜る小田急線。
そして、その為(距離が不十分)、東北沢駅(地下)は下北沢寄りに作られ、そのスペースに何で必要か不明なアクセス道路とロータリーが作られる、です。
まあ、便利になる、と思えました…
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さて、東北沢駅周辺
落ち着いて来ました…