例のぐるっとパス取得後2週間目の土曜、限られた午後の一時何処に行こうか、と前夜から考え、三鷹市、東京天文台に程近い表題の場所を選びました。ここ、前から気にはなっていたんです。
行ってみて、良い意味でサプライズ。企画展をやっていました、ヘレニズムの華、ベルガモンとシルクロード、と題する2つの主題の連関はやや疑問ながら、平山郁夫さんの線画+着色のシルクロード関連の絵がたっぷり見られるお得な企画。それにベルリンのベルガモン博物館の秘密に迫る、なんて「世界不思議発見」的なアプローチですが、チグリス・ユーフラテスからエジプトに掛けての世界史知識を脳の表面に出て来いとばかり、たっぷりと揺さぶってもらえました。
宿題の1つは、展示の中でゼウス関連で、エウローパの略奪、という言葉があり、そこを理想の地、として、それが今のヨーロッパという名称につながっている、という記述を見た事。これって何でしょう…
常設展は紀元前3000年以上前からの中近東が積み上げてきた文化の重さを充分伝えてくれます。本当はもっと時間を掛けて訪問するべきでした。(2009年版ぐるっとパスが出来たら、これは積み残しの宿題ですね^^)
けど、駅からの距離とか考えると普通行こうと思うロケーションではありませんね、残念ながら。ICUの学生さん達には隣でいいかも。
ということで、このぐるっとパス、行こうという気にさせる、というのが最大の効果でしょうね。などと言いつつ、今回は通常800円の入場料が割引600円ということで、計1,700円のセーブ也。
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