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写真2枚目はまだソメイヨシノには早かった訪問日、
深川の街で見かけた早咲きタイプの桜。
種類、は分かりましぇん…
ぐるっとパス2014最終回の期間中、現代美術館で並走中の企画展は3つ。
内、スペインの作家はGWまで開催ですからぐるっとパス2015Part1でも行ける。
問題は日本人作家2つのいずれか、なのですが、元々現代のインスタレーションって個人的には興味をそんなに持てない、と分かっているので、
ある特定の作家のそれを選ぶと波長がずれていた場合かなり不幸になる。
色々な点=星を繋げてコンステレーション=星座を想像、創造する試み、と企画を捉えて、複数の作家が登場するこちらの企画展を今回は選びました。
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さて、その会場。
実際の訪問日は実は会期最終日…
下記のクロージングなど予定されていましたが、そのせいかそこそこのお客さんを集めている、そんな中での鑑賞となりました。
ふむ、鑑賞…
まあ、心を開いて製作者ごとに示したい”つながり”を感じる、というか^^;
そういった意味では、今回の展示面白かったです。
思い切り離れて、それがアトムの頭部だったり、奥の細道で芭蕉が句を詠んだところだ、と考えるに至ったのは太田さんの作品。
近寄るとアトムとか芭蕉の切手がプロッティングされているのですが、どれもが使用済み、スタンプを押した郵便局もこれまたプロッティングされて、と”落ち”が効いている
個人的に好きだったのは北川さんの段ボール舟が現代美術館を行く、の作品。
色んなギミックを楽しむうち、向こう側に居る他のお客さんの姿を発見、自分も展示の一部分になったような、そんな感じが面白かったですねえ。
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最後の展示は、訪問の日夕刻仕上げを行うイベントを前にした泥画、浅井さんという方の作品。
デンバー在住3年弱、インディアン的カルチャーに染まってきたtokyoboyとしてはスッと入る色々な土地の土で彩色の作品。
これまでも日本の土、独特の色に拘る、といった様々な作品を見て来ましたが、
これは木場から、世界中そこら彼処から、ユニバーサルなところが宜しかったか、と。
写真撮影OKでありました。
最後に…
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伊藤久也さんという方の作品。
「みせ派」、地元商店街とのコラボを標榜する彼の作品は会場内外の通路にこんな方々とのコラボで”お店を小さい彫刻に”というイメージを示していましたが、
何だ、そんなことなら知っていれば深川歴史資料館からの道筋チェックしながら来たのに、と思いつつ、
結局帰途立ち寄ってみたのですが、写真で示すように店頭の何処かに”ちっちゃな”こいつらが現代美術館の方に動くシーンが貼られているのか彫刻としておかれているのか…
サムネイルでも分かりますが、ご興味があればクリック、拡大してみて下さい。
不動産屋さんや食べ物屋さんは分かるんですけど、どうしてこんなお店が、というところに実はこの小人たち居なかったりして…
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さて、同時期の常設展は開館20周年、MOTコレクション特別企画第3弾”コレクション・ビカミング”。
コレクションの成り立ちと変化を美術館活動の実際から解きほぐす、という面白そうな意図。
いずれも視点が明らかで面白かったのですが、好きだったのは「東京クロニクル」でした。
あ、そうそう、中で気になったのは山川千秋さん、フジTVのニュースキャスターだった彼を父に持つ方?の彼の番組中での発言や家に帰って家族との会話の中で山川さんがキャスターとして過ごしてきた時代を切り出す、というかなりユニークな映像作品。
最後の方にNYへ転勤する際、後任のキャスターが逸見政孝さん、という名前も出て、民放がニュースの分野でもNHKと伍してきた、そんな時代でもあったなあ、と…
今では”振り向けばテレ東”ですもんねえ
この日この会場にいらした方で、どの位同時代性、というかリアルタイムで彼らのニュース番組を見たことの有る人がいるのか、と思いましたね…
はい、私は明確に記憶しています。
山川千秋さんのWikiには息子さんの山川冬樹さんがこうした作品を制作した、と記述があります。
さて今回の企画展、入場料は1,100円。これが2割、220円割引となって、ぐるっとパス効果へ計12,960円となりました。