香港の国際空港はご存じの通り、香港島の西側、大嶼山(ランタオ)島という香港島より大きい島に隣接していた島を削ってフラットにして造りました。
香港返還には間に合わなかったものの、1998年7月開港。以来、アジアのハブ空港の一つとして機能しています。
まあ、ターミナルの作りは一昔前で、並行なゲートに長く伸びる矢の形をしたターミナルが直角に交わる感じ。従い、当地で”虐げられている”スターアライアンス系航空会社はチェックインから矢羽根の先っぽのゲートに停まる機体まで大変な移動を強いられます。
この日は”One World”、キャセイが加わるグループのキャリアでしたので、かなり近くに駐機しておりその点で”楽”でした。
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こちらの空港を紹介するとなると、当然に以前の国際空港だった「啓徳(カイタック)」空港に言及せざるを得ません
その当時、香港へ出張することを、”カイタックへ行く(飛ぶ)”と皆言ったものです。それだけ愛された”マジカル空港”でしたよね
ビルから突き出した洗濯物の柄まで見える、と表現されたランディング時のアプローチ/旋回(但し、風向きが東から西の時のみ。)は迫力がありました
この時は着陸後ターミナルまで滑走路一本分たっぷりtaxingも必要でしたから、タイトなスケジュールの時は乗客のくせに”風向き”まで気にしたもんです…
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こんなん、YouTubeで見付けました…
最後はJALの着陸風景…一昔前、グレー基調の塗装を施した747-200ですね。
おお、怖ッ
YouTube: Boeing 747 Cockpit View Landing Kai Tak Hong Kong -Lufthansa
YouTube: Kai Tak Crosswind landings 1998 香港?德機場
JALと啓徳空港に関しては、本ブログで述べたかも知れませんが、個人的にトンデモナイ場面に出くわしました。
時まさに日帰りで香港に出張したtokyoboyがマニラ行きキャセイ最終便に乗ろうと空港に着くと、その日残っていたフライトは当該フライトとJAL成田行のみ。
ターミナル内には疲れ切った顔の同胞が座り込むシーンが随所に。
何でも南回り成田行が延着している由。
これじゃ成田が開いている時間に着けないじゃないですか?、とJAL地上職員に聞いたら(まあ、余計なお節介です、ハイ^^;)日本時間朝6時を目掛けて離陸する予定とのこと。住宅地規制の関係で機材到着後直ぐの出発となるので日本上空で旋回して朝6時を待つフライトプランとか
成程ねえ、でも凄えな、と呆れながら当方はキャセイ機内に。
で、ボーディング・ブリッジが離れ、機体がtaxingに入ったらそこで突然ストップ
しばらくして機長から(勿論英語でしたが、日本語に翻訳してお伝えすると):
”こんな遅い時間にお待たせして申し訳ない。しかしながら、風向きに反して着陸をしてくる航空機があって幾ら地上管制官から制止を伝えてもこの機は聞き入れてくれない。従い、我々が滑走路に出ると正面衝突(まあ、確かに順風で降りてくればスピードが落ちずにオーバーランか、あるいは必要な揚力が得られずに地上激突があり得ますから)する可能性があるので、ここで状況を見守る。こんな航空機があるのは関係者として恥に思うが、安全面を考慮してのことなので理解してくれ”
と説明がありました。
機内は香港人とフィリピン人が大半。その中でtokyoboy1人、下を向いてじっとその時を待ちました。
数分後、最近復活を決めたあの”赤い鶴”のマークが目の前を通り過ぎて来ました…
恥ずかしかったぞ!
ティファニー…じゃなかった、香港に泊まった翌朝のお楽しみの一つに朝食があります。
ホテルのブッフェもいいんですが、大好きなのが朝プラっとホテルを抜け出し、散歩がてら前夜から目を付けた(あるいは行き当たりばったりの)麺/粥屋に入ること。
店の外観写真が薄暗いことでもお分かりのように、この時点で朝7時を回ったところ。
この日は霧/小雨ということもありましたが、今回のうろうろでは香港の朝が意外と遅いな、という感想を持ちました。
さて、朝食に話を戻しましょう。
前の晩紹興酒とか飲み過ぎたらピータン粥とか鶏粥が胃に優しいんですが、やっぱり思い付くのが「蝦ワンタン麺」。細いカリッとした麺にエビがたっぷり、プリンプリンのワンタン…
ということで、この日選んだのが尖沙咀(チムシャツイ)、ネイザン・ロードから1本西に入った通り沿いのこちら。
お願いした蝦ワンタン麺、サメの骨で取ったスープということで、ご覧の通り、清湯でなく白濁した珍しいスープ。
途中でラー油を投入、味変して”全つゆ”ですわ。
一杯HK$36(この日のレートで400円+)は相場より高く、また店開け早々でおばちゃんがテーブルの周りをモップで拭くので、時々足を上げながらの食事^^;でしたが、美味しかったっす
出来た当時、夜来るとカップルの”巣”状態でした。
多分、今でもそうだとは思うのですが、この日は朝7時、早朝散歩での様子です^^
ネイザン・ロードからはこの公園を抜けて所謂東尖沙咀のビル群に入ります。
以前香港テーラーにスーツをオーダーしていた時代、偶々香港に訪問する機会があるとこの付近にあったお店に顔を出して直接注文したもんです
小雨が降っていたこの日、写真の出来栄えが今一で申し訳ありません…
国際展示場とか金鐘(コーズウエイ)のビル群とかご覧になれますか?
この日、大型船が運良く入港するところに出会いました。
そうそう、中国本土でも一緒なんですが、高層ビルでも外装工事を行う際の建築現場の足場は竹を使います…
ハリセンボンのように突き出していますでしょ^^;
以上、香港の朝、でした
香港島、湾仔(ワンチャイ)にあるGrand Hyatt内のレストラン。こちらの住所をそのまま店名としています。
あ、会の性格上、この日はオーダー検討時に撮った中の様子に写真は止めていますからね^^;
tokyoboy的には香港はおろか、(知っている限りですが…)世界で一番素敵な中華レストランだと思っています。何回となくお邪魔していますが、期待にそぐわなかったことは無いなあ…
1997年に行われた香港返還式典の会場「Hong Kong Convention & Exhibition Center 」が出来た関係で、それ以前の九龍サイドが丸見え、といった抜群のビューは無くなったのはそれを知る者として残念ですが、サービス、料理はやっぱり”once in a while”にお邪魔したい素晴らしいものがあります
安くはありませんがね…
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(備忘録)
上述には賛否出るかもしれませんねえ…
日本では中華と言えば裏街道のtokyoboyですが、実は以下のようなお店も好きで、今回の記事はその延長線上とお考え下さい:
- Tse Yang Restaurant.: 34 E. 51st St. New York
- Empress of China:838 Grant Ave. (<wbr></wbr>bet. Clay & Washington Sts.) San Francisco, CA