今回のぐるっとパス2019、2回目の期間を見つつギリギリ行けるなあ八王子に、と思った本展。
素描、デッサンですからそれを覚悟しながらとなりますが、意外な組み合わせ、と私思ったのですが、に興味を持って訪問決定。
私の中では岸田さんは美校出の油絵画家、麗子像に代表されるみっしり描き込む派。
→ 実際には高師付属(今の筑波大付属中)から黒田清輝の白馬会研究所
一方の木村さんは挿絵画家(例えば「濹東綺譚」)、随筆家というイメージ。
でもね、展示冒頭、2人の経歴が示すのはほぼ同時期(1890年代初頭)銀座の裕福な家に生まれた、が共通項。
長じる頃が大正デモクラシー、モボモガ、を地元で感じた方。
まあ知り合う機会はあったということですかね、白樺派の周辺で「ヒュウザン会」を結成、世に出て行った、が経歴。
岸田さんといえば麗子像。グロテスクな感じで個人的には好きでないのですが、
今回の展示にはそのタッチではない綺麗な麗子さんの肖像画が出展、興味深かったです。
ということでデッサンばかりではなかった今回の入場料700円が無料となって、ぐるっとパス効果は計9,260円となりました。