萩焼の伝統を守る窯元、三輪家の先代であることは承知。
でも、恐らくこうした作風、といってもまだ三輪さんのそれとしては地味?かもしれない、会場に降る途中のピロティに置かれた作品の一部アップ。
この詳細は記事後段にて。
思い返すと昨年7月、当館で緊急事態宣言の狭間に開催された「継ぐ」展、
そのリポートの中で、実は今回の三輪龍氣生(12代三輪休雪)さんのことを私スルーしている💦
記事の中で樂直入さんの作品群を奇想天外的に語りながら、上記記事内のフライヤー裏面に紹介の三輪さんの合掌?、今回も出展されていましたが、を見ても無反応?
ということで、今回も行くのを躊躇いつつ、大倉集古館まで行ったついで(申し訳ない💣)、オリンピック前に伺ってみることとしました、だってこのフライヤーですよ…
この鶏さん、身体は無数のおっぱいと1本か3本かの男性器なんですのよ、奥さま。
でねえ、食わず嫌いはいけない、当たり外れはあっても、と思いました。同時間に訪問されていた数人の妙齢(X齢)の女性の方々はどう思われたか不明ですが💧
因みに私には当たりです。
いきなりお口、女性器を模したカラフルな小便器4体から始まるんですからねえ、私は最初のお口の奴に偉く興味を惹かれました。入れてみたい気が、って何を⁉️
三輪さんはこれらを制作、床の間に飾っていたそうです、その後ドイツでは展示を断られたのだとか…
ここまで来て、では窯元としての第12代三輪休雪はどうだったのかひどく気になります。
彼の作陶例、ネットで見た限り、萩焼っぽい水指を見つけましたがそれ以外は不明。
今回の展示作品のように、時々の心情を作品にぶつける作品なんでしょうね、それにしても凄いテクニックに支えられていなければ不可能。
金一色など、釉薬の研究も凄まじいものがあると敬服するしかない。
展示室に降る階段、ピロティのところに置かれた作品群、これは撮影可。
学生時代、心から楽しいと思ったことのなかった、とパネルにありましたが、その時の心の叫びを具象化したような頭部の数々。
思わず大画面記事冒頭に掲げましたが、作品の全体像と本館ファサードはこちら。
三輪さんは1940年生まれ、藝大彫刻科陶芸専攻、当初より三輪家を継ぐべく学んできた訳ですが、今回展示では絵ばっかり描いていた、と三輪さん語っています。
とまあ、随分と楽しんだ今回、入場料は1,100円。これが300円割引となって、ぐるっとパス効果は計10,040円と大台越え致しました。