薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

こんな校則あり?

2021年04月20日 | 日記

数日前の新聞で、主権者教育を取り上げた記事があった。
文科省の有識者会議で「小中学校の段階から主権者としての意識を育むことが重要。児童会・生徒会の活動を充実させNIE(教育に新聞)の積極的な活用を求めた」と、報告書がまとめられたとのこと。

この背景には選挙権年齢が18才に引き下げられたことで、高校3年生で大人の仲間入りをすることから、もっと早い段階で政治や社会問題への関心を育成しようというもの。
自ら考え、判断し、行動していく力をつけましょうってことね。

そうそう、これ大事な事よね~と思っていたら・・。
今朝の新聞では札幌市立中学校で他クラスへの出入りを校則で禁止したり制限している学校が49校あると報道されていた。
他クラスの生徒が頻繁に出入りすると、同じクラスでのつながりができにくくなる等の理由らしいが、授業中以外に校内のどこに行こうと生徒の自由やん。
なんじゃ~これ?
ここまでくると「はい、1年1組の皆さんが行き来できるのはAゾーンすよ。1年2組の皆さんはBゾーン・・・」って言いたいのかと思ってしまう。

他にも謎めいた校則がテレビでも報道されていた。
下着は白色。体育の時間は下着を着けない。
コメンテーターが「えっ、下着ってキャミソールのこと?ブラジャーもですか?」
体育でブラなしなんてあり得ないけど、そう聞きたくなるよなー。
なんでここまで縛るん?
これって、主権者教育とはかけ離れているんじゃないのかな?

私が中学生の時、ソックスのラインは2本までという校則があったが、当時は3本ラインが流行っていて校則違反者は続出。
おまけに店頭には2本ラインがあまり並んでいなかったし、3本ラインのほうが安価だった。
生活指導の先生と生徒の攻防が続き、自分たちの主張を訴えようと生徒会で近隣の大型スーパーなどに行き価格を調べ、3本ラインの方が安価だというデータを学校に伝えて校則を改正したのだ。

児童生徒が自ら考え、判断し、行動する。
それを受け止める力が学校に求められるのではないでしょうか。
過度な校則は主権者教育に逆行しますよね。


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