13日に個別質問、そして今日は決算の全体質疑を終え、ようやく一息ついております。
普段の議会質問(代表質問・個別質問)は、自分の聞きたいことをテーマに選んでできるのですが、決算となると財政を勉強して取り組まなければならず、不得意な分野だけにホント苦しかった
昨年から2度に渡って泊りがけで財政講座を受けたのも、この日を迎えるためでした。
でも正直言って、まだまだわからないことも多く、未熟な知識ゆえに答弁をちゃんと聞き取れてなかったと反省。
もっと知識をつけて、自信を持って登壇できるようになりたいものです。
残るは23日の決算建設分科会。またまたもうひと頑張りです
こうして議会があると頭が一杯で、ブログの更新ができないという余裕のなさ。
9月4日にYOUホールで行われた上映会「みんなの学校」のご報告を、遅ればせながらさせていただきます。
大阪の公立小学校を関西テレビが1年間かけて取材したドキュメンタリー映画で、障がい児やいろんな問題をもつ子どもも皆同じ教室で学び、誰もが通い続けられる学校づくりを目指した取り組みの記録です。
「特別支援教育は障がい児のためだけでなく、障がいを理解する周りの子どもを育てること」と言う校長先生の強いリーダーシップの下、教職員や地域の住民が一丸となって取り組む姿が描かれていました。
実はこの映画は2年前にテレビ番組として放送され、反響が大きかったため各地の小規模な映画館で上映されるようになり、ついにはDVDで自主上映が可能になったという経緯があります。
テレビで見た時、大阪ならではの教育を千葉でも広げられないものかと思っていただけに、嬉しい上映会でした。
大阪ならではの教育とは?
うちの息子は知的・身体ともに最重度ですが、大阪に住んでいた頃は地域の小・中学校に通っていました。
言葉の理解は乏しく、教科の勉強にはついていけない。それでも通常学級で過ごす時間は多く、オムツをしていることも、食事は介助が必要なことも周りの子ども達は知っていました。
中学の数学の授業中、「とも君が、こうして教科書を開いて授業を受けている理由わかるか?」と生徒に問いかけた先生。
息子にとって数学の授業で身につくものはないかもしれない。だけど共に過ごす時間が周りの子どもの理解に確実につながっていました。
授業中居眠りを始めた息子。イビキをかくので介助の先生がトントンつつくと、「とも君疲れてるんやから、そっとしといたりーや」と隣の生徒が言う。
体育祭の練習では「暑いから、陰に入れたリーや」と言う生徒。
郊外学習でバスに乗る時は、先生が何もいわなくても男子生徒が息子を担ぎ上げて乗せてくれる。
こんなことが日常でした。
特別支援教育は障がいをもつ子どもが自立し、社会参加できる力をつけられるよう支援や指導するものですが、受け皿になる社会や周りの人の意識が変わらなければ本人の努力だけでは社会参加はできないのです。
上映会には800人もの方がきて下さり、実行委員会の一員として嬉しい限り。
実行委員長の立野さんの熱い思いで、たくさんのメンバーが集まって広報した結果です。
アンケートには約500人の方が答えてくださって、関心の高さを感じました。
もしご覧になられなかった方がいらっしゃったら、各地で自主上映が行われていますのでみんなの学校上映会を検索して、是非ご覧ください。