女性議員6名で結成している「こすもす倶楽部」で、保育関係者との意見交換会を持ちました。
参加して下さった14名の方から様々な課題をお聞きして、ノート4ページにびっしり書き込みながら本当に考えさせられました。
市の保育士の配置基準は国が定めている最低基準であり、他自治体のような加算がないこと。
障がい児やグレーゾーンなど支援が必要な子どもには手厚い支援が必要ですが、そのような子どもが何人いても一律に38,000円。これでは保育士を増やすことは出来ません。
ある保育所では子どもの1割が療育手帳を取得しているそうですが、これを38,000円じゃ保育の質は保てませんよね。
その上、市の発達支援センターの機能強化の一つとして、保育所等に出向き支援が必要な子どもへの助言を行う保育所等訪問支援事業がありますが、回数が少なく、そもそもこの事業を保育所に周知してないことも問題です。
この他にも、外国人など日本語が十分話せない子どもや保護者の対応や、待機児童ピークアウト後の保育ニーズに見合った市全体の保育プランなど、検討しなければならない課題は満載です。
待機児童ゼロをクリアした先の事もちゃんと考えてほしいんですが、それを考える時間もないほど担当職員は日々のルーティンをこなす事で精一杯なのではと、心配する声も多かったです。
子育て世代を徹底的に応援すると明言している市原市が、子育て世代を支援している保育所等をどう支えるか。
こすもす倶楽部で引き続き取組んでいきます。