薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

夫の定年退職

2021年10月26日 | 日記

今日はプラーベートな話しになりますが、結婚して29年間連れ添った夫が来月で還暦を迎え、退職する事になりました。
1年ぐらい前から「アンタ、どうするん?」 「辞める」
「辞めて何するん?」 「畑仕事」
「どこかで畑借りるん?」 「庭の畑」 そんなに広い庭でもないのに・・・。
「教員免許もってるんやったら、ボランティアでもしたら?」と聞いても関心示さず・・・。

結婚した頃は研究職で帰宅時間は夜中12時を過ぎる日も多く、その後は会社の合併などもあってストレスを抱えていたことに気付いていただけに、とにかく一息つきたいという心情が伝わってきて「好きにすれば~」と言ってきました。

今月から有休消化に入ったものの、コロナ禍で定着したリモートワークを毎日している姿を見て、真面目な人やなーと改めて思いました。
コロナじゃなかったら、とっくに引退状態なのにね~。

今日は退職に向けた書類をドッサリ持ち帰って、健康保険をどうするか等の説明が始まりました。
「お疲れ様!」その一言に尽きます。
定年退職なんてずっと先の事だと思っていたのに、気が付けばもう目前。
時の流れの早さって、想像以上ですね。


不登校児の親の想いに共感

2021年10月16日 | 障がい

「市民(わたしたち)の力でこどもたちの命を守る」をテーマにしたワークショップにお邪魔しました。
不登校、経済的貧困、外国人教育支援について、その分野で活躍されている方からお話を聞いた後、3つのテーマについてテーブルを分けてのワークショップ。

どのテーマも気になるのですが、不登校のテーブルを選び、不登校になったお子さんを持つ親の思いに聞き入ってしまいました。
それは障がい児者の子どもがいる親の思いと共通しているんです。
つまり、私が経験した事と同じ心境!

学校生活に馴染めなかったり、いじめがきっかけで不登校になることもありますが、その時に悩んでいるのは子どもだけでなく親も心を痛めているって事。
だから、親への支援も必要なんです。

重度の障害がある息子を授かって感じてきたことも、まさにそうです。
「ちゃんと産んであげられなくてごめんね」と、何度も何度も生れたばかりの息子に謝りました。
同様に不登校になったお子さんの親も、何故こうなったのか、育て方が悪かったのかと自分を責めて苦悩しているんです。

障害児であれば療育施設に通うことで同じ境遇の親と出会い、気持ちを共有することもできますが、不登校の子どもの親にはそのような公的な場所はありません。

たまに子どもを連れて外出しようと思っても、連れて行く場所がない、また日中に学校をサボって連れている親とみられてしまうなど、外出もままならない話を聞き心が痛みました。
家庭で子どもの面倒を見るのは主に母親で、その負担も半端ない。
また、学びの環境を各家庭で考えなければならないという理不尽さも生じています。
家庭教師を雇うか、フリースクールに通わせたいと思っても、費用は公教育とは雲泥の差です。
とにかく不登校児への支援は、まだまだ不足。

不登校になったキッカケは個人個人で違いますが、その根本には多様性が認められない社会が大きく影響してるように感じます。
多くの友達と違う意見でも言え、それを排他的に見るのではなく何故そう思うのかを話し合えるような教育現場であってほしいと思いました。


久々の大きな揺れ

2021年10月08日 | 日記

昨夜、揺れましたね。
東日本大地震を思い起こし、逃げなきゃいけないかもと一瞬緊張感が走りましたが、家の周辺は至って静か。
2階で寝ている息子は地震に気付かないのか、グーグー寝ている。

そう言えば東日本大地震の時も、パニックになりながら避難準備をしていた私に平常心を取り戻させてくれたのが息子でした。
重度の障害があるので地震の怖さが分からないんでしょうが、その姿を見て冷静になれたのです。
んー、頼りになるもんですね!

市内では送水管が破損し、一時通行止めになっていましたが、応急対応のめどが立ったため解除されたようです。
断水もないとの事で、ホッとしました。

けれども「喉元過ぎれば熱さを忘れる」なんて事にならないよう、非常用持ち出し袋の点検をしようと思います。