薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

帰省します 

2014年12月25日 | 日記

いよいよ年末恒例の帰省。 

私の里である大阪と、主人の里である岡山。

今回もすごい荷物です。

このほかに紙オムツ2パック、息子の栄養剤やミキサー食を入れる保冷箱、車椅子。

アルファードは積み上げた荷物で満杯になります。

明日は大阪に移動。

帰省といっても私の両親は他界したので、かつて同居していた留守宅に帰るだけのこと。

年に1~2回帰るだけですが、ご近所との関係も良かったので帰省の度、温かく迎えてもらいます。

85才になる向かいのおばちゃんは子宝に恵まれなかったこともあり、私を娘のように思ってくれています。

隣さんは留守宅に異変があれば連絡をくれるし、帰省中のゴミは玄関先に置いておけば収集日に出して下さる。

離れていても良き関係が続き、支えて下さる方がいるからこそ帰りたいと思うんですよね~。

息子が通っていた学校のママ友との食事会も恒例行事です。

次は岡山に移動!

80才を越える主人の両親は健在で有難いことです。

主人の兄家族もそろって総勢8人で、にぎやかな年越しを迎えます。

大家族の雰囲気はたまりませんよね~。

帰省の準備と移動は大変ですが、千葉から岡山までの道のりは家族の絆。

安全運転で行ってきます!

 


パソコン教室に通って

2014年12月20日 | 日記

必要に迫られて使うパソコンは、主に文字打ちのみだった私。

見やすいレイアウトもできず表も作れず、写真を取り込むだけで精一杯。

習いに行かねば」と思いつつも、困れば「パパー」と助っ人を頼む日々が数年・・・・。

今年の夏、突然「これではいけない」と思い、パソコン教室に通い始めました。

授業を受けるなんて何年・・・いや何十年ぶりかな。 

ほーっ、こんな機能があったんや!こんなこともできるんや!と関西弁で感動の連続。

いくつになっても学びは楽しいものですね~。

WORDを終了し、もうすぐEXCELも終了間近。

         

1か月に12時間位のペースでここまでできたのは、教室のシステムに秘密があります。

DVDの映像を見ながら学ぶので、基本操作などわかっているところは早送りし、じっくり学びたければ何度でも見直しができます。

わからなければ数名いる講師が丁寧に説明してくれます。

       

 スケジュールが立て込んでいる私にとっては、都合の良い日を選び時間数も自分で決められるのが魅力。

つまり自分のペースで進められるのです。

席は仕切られてあるので隣の人を気にせず集中できるし、時々お茶を飲んでリラックスなんてことも可。

ショッピングセンター内にあるので、終了後は買い物もできるし、忙しい人にはピッタリかもしれませんね~。

年末の慌ただしい時期、年賀状作成はイメージ通りのものが短時間で出来上がりました。

もっと早くに来れば良かった・・・。

思い立ったら即実行!の精神が大切ですね。 


人とのつながり

2014年12月16日 | 日記

最近、配布した広報誌を見た方から声をかけてもらうことがあります。

「市議選に出るんですね。頑張って下さい。応援してます。」

通っているパソコン教室のスタッフさんや息子がお世話になっている事業所の方、

息子の母校のお母さん方、そして市民ネットの支援者の方。

こんな有難いお言葉をいただく度、人とのつながりを感じ温かい気持ちになります。

障がいのある息子と私たち家族を支えてくれる訪問看護のナースやヘルパーは、

「森山君が体調を崩してもお母さんが仕事に集中できるよう、支援体制を考えるのが私たちの仕事です」

と言ってくれ、あらゆるシチュエーションを考えた支援を模索してくれています。

人の手を借りなければやっていけない息子を育てていると、人の温かさとつながりの大切さを感じてきました。

新しい世界に飛び込もうとしている今、その有難さを一層強く感じます。

先日、市民ネットを支援して下さっている方のお宅にお伺いしたら、ご友人とお茶会の最中でした。

あれっ。そのご友人もネットの支援者の方。つながっているんですね~。

帰りがけに、趣味で作られている素敵な折り紙の作品をいただきました。

    

服飾を学ばれていらっしゃるだけあって、色使いにセンスが光ってます!

市民ネットは政治団体ですが、そのベースは人と人をつなぐ存在であることを再確認する日々です。

 


ノーベル平和賞受賞者マララさん

2014年12月12日 | 日記

連日ノーベル賞のニュースが流れています。

物理学賞に中村さん、天野さん、赤崎さんが受賞されたことは、同じ日本人として嬉しいものですね~。

理論はわからなくても、日本人の活躍はやっぱり嬉しい。

今回の受賞でひときわ目を引くのは、平和賞を受賞されたマララさん。

17才とは思えぬ堂々とした力強いスピーチに感動された方も多いのではないでしょうか。

私たち子供には分からないことがあります。

どうして「強い」と言われる国々は、戦争を始めることには力を発揮するのに、平和をもたらすことには

無力なのでしょう。どうして銃は簡単に与えるのに、本を与えることは困難なのでしょう。

あんなにたやすく戦車を造れて、学校建設がこんなに難しいのはどうしてでしょう。

マララさんの言葉は、集団的自衛権によって戦争をしない国から戦争ができる国になった日本の今後を

考えさせるものです。

子どもの未来を育むのは大人の役割です。

人権は平和な社会でこそ守れるもの。

戦争をしない国を守り、子どもを戦地に送らないためにも、選挙に行きましょう!

 


飯沼の子ども達に出会って

2014年12月04日 | 障がい

我が家は毎週末、房総半島ドライブや道の駅、ショッピングセンターなどに家族3人で出かけます。

20才になる息子はこのお出かけをとても楽しみにしていて、出かける準備をしてるとウキウキしています。

障がいが重くて言葉を理解できなくても、親の動きを見て次の展開が読めるんですよね~。

卵アレルギーがあり、ペースト状のものしか食べられないので、外出にはお弁当持参。それとオムツも。

出先のレストランやショッピングセンターのフードコートでも、どこでも広げて食べさせちゃいます。

と言っても、食べさせるのは主人。外出先では、私とは食べてくれないんです・・・・。

車椅子に乗っていることと、大人なのに親に食べさせてもらっている姿は、周囲の目を引くようです。

特に子供たちは容赦のない視線を向けてくる。それだけ障がい児者に触れ合う機会がないってことなんですよね。

以前住んでいた大阪では、障がい児者がもっと街に出ていました。

大阪の北摂(ほくせつ)地区は、障がい児も地域の通常学級(支援学級ではない)で受け入れているので、その周辺の

ショッピングセンターに行くと見向きもされない。 「車椅子ですよ!見えていますか?無視してませんか?」って

言いたくなるくらい、フツーの存在なんですよ。

学校教育の受け入れ体制が、障がいの理解につながっているのかな~。

大阪では、重度の障がいがあっても地域の学校に通学する子どもが多くいて、重度重複障がいの息子もその一人でした。

人権運動が盛んな土地柄ならでは、ですね。

千葉に来て、地域の学校に通う障がい児があまりにも少ないことに驚きました。

それゆえに障がいの理解が進まないのかもしれませんね。

でも今住んでいる飯沼(いいぬま)は、ちょっと違うんです!

息子を車椅子に乗せて散歩していると、屈託のない笑顔で「こんにちは」と挨拶してくれる子ども達に出会います。 

地区の方にお話しを伺うと、日々の生活の中で挨拶を大切にされていて、子ども達はそんな大人の姿を見て

自然に身につけて育ってきたことがわかります。

車椅子を特別視することもなく、ごくごく普通に受け止める子ども達に出会って、教育は学校だけでなく

家庭や地域の力も大切だと改めて感じました。

高齢者も子どもも、障がいがあってもなくても、全ての人がありのままの姿を認め合う社会を、飯沼から発信

できるのではないかと思いました。