息子が受診している千葉県リハビリテーションセンター。
県議会議員の視察に同行させてもらいました。
隣は息子の母校である特別支援学校があり馴染みのある病院ですが、昨日の視察で、改めて病院の全容を知りました。
リハ科では民間の回復期リハ病棟では扱いにくい高次脳機能障害、脊髄損傷など専門的なリハを必要とする患者や、単身者等の自宅退院困難者に積極的に対応しています。
高次脳機能障害に関しては元の職場に戻れない方のために、新しい職場を探す支援もしていて、その実績は国内でトップクラス。
重症心身障害児者の入所やショートステイ、就学前や創業後の通所施設に加え、就学児が利用できる放課後児童デイも行うようになりました。
つまり医療と福祉の複合した県立施設で、県内の民間施設に対して技術的な助言や医師の派遣を行うなど、中核センターとしての役割も担っています。
福祉施設として建てられたためか病室には手洗い場がなく、ナースは使い捨ての手袋をはめて対応しているのですが、これって相当面倒でしょうね。
しかも人工呼吸器を付けた利用者の割合が非常に高く、ショートステイや入所者がいる棟は、ICU(集中治療室)さながら。
1室に6人という状態では、モニターを置くだけでも手狭で、そこでケアをするドクターもナースも大変です。
老朽化した建物は配管から水が漏れたこともあり、早急な建て替えを迫られながらも遅々として進まず。
このままでは、水漏れで大切な医療機器に影響しちゃうんじゃないかと本当に心配です。
せっかく導入した最新のMRIが使えなくなってしまわないか。
命をつなぐ人工呼吸器が濡れたら・・・と思うと、ゾッとします。
建て替えの話は、私が県の特別支援学校PTA連合会の会長をしていた時に出席した協議会で耳にしていたのに、あれから5年経ってもまだ構想もないなんて!
市原市には医療を必要とする障がい児者のショートステイができる施設がなく、頼りになるのはリハビリテーションセンターだけなのです。
患者の親として、早急な建て替えを望みます。