薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

小沢さん登壇!

2016年02月26日 | 日記

今日は代表質問で小沢さんが登壇。

風邪で体調が今ひとつながらも、いつもと変わらぬスマートさ。

質問の準備に余念がなく、登壇時間ギリギリまで思案している姿を、皆さんにも知っていただきたいと思うほどです。

日頃の行政の努力を充分感じてはいるが、市民の立場としては言わなければならない。

そんな思いが詰まった、代表質問でした。

「思いがなければ議場で質問できない。アスリートと同じで、質問の準備をしながら登壇日に思いをマックスにもっていかなきゃ」と言う小沢さんの言葉を私も理解できるようになりました。

議会での質問に向けて調べまくり準備するうちに、登壇日を迎える前に燃焼しきってしまいそうになる事があるんです。

そうなると議場では準備したものを読み上げるだけになり、執行部の答弁に何の反応も返せない。

これでは、一問一答の良さが活かされません。

議場は闘いの場。

思いをマックスにするという意味を分かっていただけるでしょうか。

「今回も制限時間に収まらなかった」と悔やんでいたけど、それだけ思いが一杯あったということです。

登壇を終えた小沢さんは、今頃寝込んでるんじゃないかな~。

傍聴に来て下さった方、有難うございます。

体調を崩している小沢さんに代わって、お礼申し上げます。

 

 


市民団体の力

2016年02月22日 | 日記

昨日は市民ネットワークの総会がありました。

思いのほか多くの方が出席して下さり、感謝申し上げます。

これは初めて出席された方の言葉です。

「市民ネットの会員って、たった210名だったんですか? 県議選で1万以上の票も取ったなんて信じられない」

ホント、そうですよね。

山本友子の県議選は私にとって初めての選挙活動で自分の市議選を控えていたこともあり、そんなことを考える余裕もなかったけど改めて考えるとビックリですね。

でも、これが市民ネットワークの力なんです。

会員でなくても支援して下さる方はたくさんいて、事務所には毎日いろんな方が訪ねて来られます。

人のつながりを大切に広げていくには、会員という縛りにこだわらないのが市民団体である市民ネットワークの姿。

議員も会員も会員でない人も、同じ市民。

市民の代表である議員を「先生」と呼ばせてはいけないと思っています。

総会後は、「知って得する電力自由化」 「市原の環境が危ない。大きなゴミ捨て場か?」の学習会があり、予定時間を越えるほど多くの質問があり関心の高さを感じました。

「知りたい」という思いに触れ、私も発信していく力をつけなければ・・・と改めて感じました。

終了後に記念写真。 右から小沢議員、山本議員、私。


袖ケ浦特別支援学校の頒布会

2016年02月19日 | 障がい

17日から議会が始まりました。

今議会は28年度の予算審査特別委員会があり、1週間前にもらった資料に目を通すだけで精一杯。

私の所属は建設常任委員会なので、主に土木や下水道にかかわる審査をすることになっています。

これまでの一般質問とは違い、限られた範囲での質問は得意分野でないため、かなりのプレッシャー。

新人らしく身の丈に合った質問をしよう!と開き直るしかありません。

今日はリフレッシュを兼ねて、息子の母校・袖ケ浦特別支援学校の頒布会に行きました。

おゆみののイオンで開催され、生徒が作った品を売っています。

木工班が作ったペン立てや小物入れなど。

 

陶芸班が作ったお皿。

 

手芸班は布巾や巾着袋、枕カバーなど。

どの商品も生徒が懸命に作ったもので、その作業を支えているのは先生方です。

会計を担当する生徒は、麻痺のある手でゆっくり電卓で計算しお勘定。

自分達が作ったものを売りお金をいただくという一連の作業は、生徒にとって貴重な経験でもあり、自信につながります。

売り上げは次の材料費になるだけで、利益を目的としていないことから、市販品より安価。

でも、商品価値は優れています❗

かわいそうだから買ってあげようという時代は過ぎ、商品価値がなければ売れないことを学ぶ場でもあります。

「いらっしゃいませ」と、勇気を振り絞って大きな声を出す生徒たち。

その笑顔に励まされました。

私も頑張らなきゃ❗


子どもの貧困問題って?

2016年02月09日 | 日記

子どもの6人に1人が貧困と聞いて、えっ?と思う人もいるでしょうが、これが日本の現状なのです。

「チャイルド・プア」の著者であり、NHK報道番組ディレクターの新井直之さんの話しを聞きに行ってきました。

約300万人の子ども達が貧困の問題を抱え、子どもにとって学ぶ・遊ぶ・医療を受けるなど、当たり前の生活が難しい状態。

ひとり親家庭の貧困率は54.6%で、先進国でワーストです。

その背景には女性の貧困があります。

母子世帯の5割がパート・アルバイトで、平均収入の手取りは一般世帯の4割以下(179万円)。

非正規の仕事を掛け持ちして、仕事や家事に時間を取られる「時間貧困」という問題もあります。

親の経済的な事情で子どもは我慢を重ね自己肯定感や自尊心を失い、学習に意欲が持てず不登校や引きこもりになり、進学や就労の面で生涯にわたって不利になっていく。

孤独から早期結婚、妊娠、離婚に至るケースも多く、貧困の連鎖につながっています。

川崎・中1男子殺害事件の被害者も加害者も、このような厳しい家庭環境に育った子どもです。

無料の学習支援教室や子ども食堂など子どもへの支援が増えつつありますが、まだまだ子供の貧困問題は社会に浸透していません。

「かつては地域で子育てを担ってきたが、核家族が増加し地域とのつながりが薄くなってきて、今は1人でできないことを母親が背負わされている」と、講師の新井さんがおっしゃっていました。

重度障がいの息子を育てていると、生きる力のある子どもが社会で埋もれてしまうことが残念でなりません。

子どもは親を選べない。

私たちにできることは、まず関心を持つことではないでしょうか。 

 


ご近所のつながり

2016年02月03日 | 日記

飯沼町会主催の「救命講習会」に参加しました。

私が住む飯沼は町会加入率が7割で市内でも高い方ですが、もっと住民同士が助け合い協力できる関係を深めようと町会長さんが企画されました。

町会を6つに分けて開催し、先週末は最後の開催日で約10名が参加。

6回の開催参加者は合計80名です。

これだけ熱心に取り組んでいる町会は少ないようです。

五井消防署の方から、心肺蘇生法とAEDの使い方を学びました。

今までに何度か講習を受けたことがあり、その度に思うのは、1分間に100回の胸骨圧迫(以前は心臓マッサージといわれたもの)って相当な体力がいるってこと。

救急車が到着するまで持ちこたえるには交替できる人が必要で、一人でも多くの人に受講してほしいですね。

いざという時、近所に声をかければ皆で胸骨圧迫をしながら救急車を待てますし、それをすることで命が助かる可能性は倍になり、後遺症も少なくなります。

阪神淡路大震災では自助・共助が9割、公助は1割だったことから、自助・共助の大切さが盛んに言われるようになりました。

でも、それって災害時だけでなく日常生活でも大切ですよね。

家族のためにも、助け合えるご近所とのつながりを深めるためにも、このような取り組みが広がれば良いなって思います。