薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

2019年カウントダウン

2019年12月31日 | 日記

色んな出来事があった2019年も残すところ3時間を切りました。

先週末から岡山に帰省中で、義母、兄の家族と共に、年末恒例の「紅白歌合戦」をワイワイいいながら見ているところです。

この賑やかさが大好きな息子は、会話を聞きながらタイミングよく笑っています。

高校生の姪っ子は「嵐」のメンバーが画面に出るたびに、テンション上げ上げ! その度にニンマリする息子なのです。

こうして家族揃って年末年始を過ごせるなんて有難いこと。 昨年末に義父が突然他界した事もあり、尚更そう感じずにはいられません。

さてさて、歌合戦も後半戦。ウイスキーでも飲みながら、今年を締めくくろうかな(^_^)

皆さま、良いお年をお迎えください。


議会速報を配布

2019年12月24日 | 日記

今朝は6時過ぎから姉ヶ崎駅で議会速報を配布しました。
家を出た時は真っ暗。配布を開始した時は、ほんのり明るい空にお月さんが見えました。

内容は先日質問した医療的ケア児者のことと、もう一つ重要なのはH30年度決算で指摘した学力調査の結果について。

これ、かなり深刻な問題なのです。
毎年、小6・中3年生を対象に実施される「全国学力・学習状況調査」では、国語と算数(数学)それぞれについて「知識」と「活用」に関する問題を解くのですが、市原市は全ての項目が千葉県平均を下回っているだけでなく、国語の「知識」以外は全国最下位の自治体以下という厳しい結果だったのです。

勿論、子どもの能力は学力だけで決められるものではないし、一人ひとりの習熟度を上げることも大切です。でも、千葉県の中で市原市は突出して低い状況が何年も続いているのです。

市は学力で「つまづき」が出始める小学3年生を対象に、特別講師を配置する基礎学力定着推進事業を行っています。H29 年度の10人から、H30年度以降は16人に増員されましたが、全ての学校に配置されているわけではありません。

基礎学力を身に着けることは、生涯収入や将来の生き方にも関わってきます。
市の教育大綱の基本理念は「未来へつなぐ いちはらの教育」
市原の子ども達が夢をもって羽ばたけるような教育であってほしいものです。


医療的ケアを怖がらないで!

2019年12月14日 | 障がい

12月議会は残すところあと1日となりました。
昨日は午前中にH30年度の決算関連議案に対する賛成討論を行った後、午後からは個別諮問で登壇しました。

テーマは医療的ケア児者とその家族への支援体制です。
医療的ケア児者とは、日常生活を送る上で経管栄養や痰の吸引、導尿、人工呼吸器などの医療行為を必要とする人のことです。
こういった「特別なケア」が必要な子どもに対して、市の園や学校の扉は閉ざされているのが現状です。

よくあるのが「何かあったら大変ですから」という言葉。
「じゃ、何が起こると思いますか?」と聞いても、ほとんどの人は答えられない。
要するに、何も知らないから不安で言い訳してるだけなんだわ。
ちゃんと知って、何が起こるかを想定して対策を立てれば良いだけなんだけど。

無知がゆえの誤解の恐ろしさを言おう。
胃に直接チューブを入れる胃瘻からの経管栄養は、経鼻チューブに比べると肺に入ることがなく至って安全ですが、医療的ケアだから怖いと思われている。
じゃあ、お口から食べていれば安全なのでしょうか?
そんなことはないんですよ。
サイレントアスピレーションと言って、誤嚥してもむせない人もいるのです。
身体が重度で姿勢が保てない人や高齢で反射が衰えた人も同じで、経口摂取より経管栄養の方が安全なこともあるのです。
医療的ケアのリスクに目を向けるのではなく、ちゃんと見て聞いて知ってほしいんです。

あれれ・・・質問テーマの内容から大幅に反れてしまいましたね。
医療的ケア児者の支援を考えるために、ザックリ言えばこんな質問内容。
①詳細な実態調査が必要
②教育・保育施設、学校の受け入れ体制の整備が必要
③日常生活用具の給付に蓄電池や発電機を加えること
④避難所での医療的ケア児者の受け入れ体制

災害時の支援も、園や学校の受け入れ体制を考えるのも、医療的ケア児者の実態把握なくしてはできません。
市は、どうするのか?
うちの息子も医療的ケアが必要なだけに、想いを込めて登壇しました。