今日、臨時議会が開かれ、補正予算は全員一致で可決されました。
従って、先日ブログで書いた小湊鐵道への支援の方向性を決めるための調査委託費2,671万円も承認されました。
本会議場で議決を諮る前に議案審査をした総務常任委員会では、「市南部の交通への支援も必要だが市内各地で交通の不便さを感じている市民がいる。その問題への支援も必要」という主旨の意見があり、うんうんと大きく頷いた私。
そう、市原市内は慢性的な公共交通マヒ状態に陥ってしまっている!
「土日祝日はバスが1本も走らなくなった。免許を返納しようと考えていたが、返納したら生活ができない」
「近所の人は不便だからと市外に引っ越したわよ」
「子どもに促されて免許を返納し車も手放したが、2ヶ月経った今、生活が不便でとても後悔している」
最近こんな声を続々と聞いてきた・・・。
点在する団地開発を進めてきたツケが、今、市に求められているのではないでしょうか?
昨年11月にオープンした市原歴史博物館にしても、土日祝日のバス運行ができなくなり、市が無料シャトルバスを運行することになった。
今回の補正予算に関しては小湊鐵道の牛久駅以南への対応になるが、市は南部の活性化を掲げて昨年度に地方創生部を立ち上げて注力してきたはず。
しかも交通政策課を都市部から地方創生部に移したのだから、しっか分析して対応策を考えてほしい。
それと声を大にして言いたいのは、南部の活性化とか地域課題解決といったテーマで始まったアートミックスには3回の開催で11億6千万円もの公金を投じてきたのに、その効果で公共交通の弱体化を止められなかったのかってこと!
だってね、他の観光事業も含めてだけど、アートミックスの成果指標は小湊鐵道の利用客数。
R3年度の開催では過去最高の11万人の来場者があったと誇らしく語っているけど、利用客数は4.8万人で前年度より8千人しか増えてへんやんか。目標値は8万人ですぞよ!
これまで南部の活性化と称して様々な取組みがあったのに、それが成果とリンクしてない点を小沢さんが指摘してくれたことで、少し胸がスッキリしました。